男3女2で宅のみ

112 :本当にあった怖い名無し:2011/05/27(金) 19:38:33.01 ID:Mh15M4Ej0
怖い話かは微妙だけど、つい最近体験した話

少し前に、男3女2で宅のみしてたんだ
男は俺と背の高い奴(A)と少し太目の奴(B)
女の子は、巨乳の普通(C)と、貧乳の可愛い(D)の
一年そこそこくらいの付き合いの、暇人グループみたいな感じでさ
その日も適当に酒飲んでたらCが心霊動画とかをケイタイで見出したんだ
前からCは怖いのが好きで、よく心霊画像まとめとか見てて
自称見える系の人のDは「この画像は本物」とか「これはマジでやばい」とか色々言ったりしてた
Aも見える系を自称してて、と言っても明らかにDの意見を肯定してるだけで
2人で盛り上がったりしてたんだ
Bはあんまり興味ないって訳でもないんだけど、見えたりはしないらしくそこそこに相槌打ってた
そんなまま深夜になった頃に、Aが「肝試しいこうぜ」って言い出したんだ
Cはそれに賛成、ぶっちゃけCに気があった俺も賛成、Dは「Bがいくならいくー」とか言ってた
Bはオタク系の割(偏見ですすみません)にノリは良い方だから直ぐに準備してくれて
酒は入ってるけど車で移動しちゃった訳だ
肝試し先はAは決めた、廃村って訳じゃないんだけど家がいくつか放置されてる山の麓みたいな場所
地元ではそこそこ有名で、夏の定番的な心霊スポット
わーきゃー言いながら、学校の校庭くらいの広さのそこにたどり着いて
やっぱり結構人が着てるらしく、膝くらいまで伸びた草が道みたいにそれぞれ放置された家に向かって踏まれてた
家は全部3つ、手前に小さいの、そのはす向かいにもう一つ、それで奥に大きめの家
定番だけど、その大き目の家が『出る』らしい
まずは俺たちは手前の家から調べることに
AとDは「ここはそんなに気配しないね」とか「子供、子供は2人住んでたのかな?」とか霊感発言してて
Cはそれにテンション上げてた
俺はなるべくCとの距離つめて、「怖かったら抱きついて良いよ」とか茶化してた
Bは色々無遠慮に棚とかあけて「なんもいないなぁ」とか言ってた
そして次の家、はす向かいのそこに入ろうとしたんだけど
Dが「ここも気配薄いね」とか言い出しAも「あー、俺も解るそれ」と言い出したので
メインの一番奥の家に入ることに

俺はCが手を組んで来てくれたので、着てよかったな肝試し状態で巨乳を腕に感じて進んでいった
近づいたらDが「だめ、気持ち悪い、ここ」と言って口と腹を抑え出した
Aはそれの駆け寄って、良く解らない呪文と言うかお経みたいのを呟いて空中に何を書くみたいに手を動かしてから
Dに「どう?」とか聞いてた
Aは「ありがと、少し楽になった」と言ってた
Cは「え? 今何したの?」って食いついてた
それにAが何やら説明してたけど、俺はチンプンカンプン
「今日は星回りが悪いな、って、今日はしゃるかん(そう聞こえた)じゃねーか!」って言ってた
俺は「どうかしたのか?」って聞いたら、Aは焦りながら「とにかく今日はやばい」と言い出し
とりあえず帰ることに、ふらふら歩くDをAが支え、その前を俺とC、先頭をBが歩いてた
そう距離もないから順調に進んでたら急に『カタン、ずずず』って何か引き戸が開くような音がしたんだ
それにはB以外全員が気付いて、二番目の家、入るのを飛ばした家を見てた
Bは少し進んでから皆が動かないの気付いたみたいで声をかけてきたけど、俺たちにはもうそれどころじゃなくて
二番目の家の戸がゆっくり開いて、中から何ていうか解らないけど
夜でも解る黒い靄から出鱈目に手足が生えてる何かが出てきた
もう全員固まってCは俺に「あれ、あれ、みえて、る? 見えてる?」って何度も聞いてきた
俺は「なにあ、あれ、あれ、手、あるよな、あれ」ってガクブルしまくった
AとDコンビも似たような感じで、多分同じもの見てたんだと思う
全員固まって震えてたけど、何故かBだけ「お前らなにしてんの?」状態
俺は必死に二番目の家から変なのが出てきて、ゆっくり近づいてきてる、かつ俺たちは動けないことを伝えた

Bは「ふぅん」って言って、固まってる俺たちと近づいてくる靄の間に入った
Bはノリの良いオタクだけど変に喧嘩が強くて、よく身体鍛えてる変な奴だった
なんか首をコキコキならして、手をボキボキならして臨戦態勢に入ってた
それで「俺には見えないけど、そこにいるんだよな」ってすげー嬉しそうに俺たちに聞いてきた
それにDが「い、いる、それやばいよマジで!」って叫んでた
けどBは嬉しそうなまま「おーけーおーけー、お前らに見えるならそこにいるんだろ、そこにいるなら……」って言葉を区切って
思い切り踏み込んで右手を突き出した
もやはまだ3mくらい前にいて、それには当たんなかったけど
俺はBが見えない靄と戦おうとしてるのが解った、てか丸解り
Bはパンチやキックを色々な角度で放っていたけど
靄はBを迂回するように動き出したので、一発も当たらなかった
Bは「いるなら当たりそうなもんだけどなぁ」って不思議そうにしてたけど
俺たちはそれどころじゃなかった、既に俺の目の前にくらいに靄がやってきてた
近くで見た靄はかなり大きくて簡単に俺を飲み込みそうだった
その靄から出てる手足は痙攣するみたいに震えてて気持ち悪かった
Cは痛いくらい俺の腕に爪を食い込ませてて
もう終わりだな、死ぬなって思ってたら
「あ、そっちね」ってBの声が聞こえて
俺の目の前ギリギリに拳が突き出された
途端に靄がなくなり、俺もAもCもDも動けるようになって、尻餅ついた
Bは何回も手をぐっぱしながら「一応手ごたえあるんだなぁ」とか楽しそうにしてた
俺は靄よりBは怖いってかやばいんじゃないかって思ったけど
おそらく恩人だろうから口には出さずに感謝しといた
Cは泣きながらBに抱きついて感謝してて、Aは尻餅のまま「ギリギリ援護できたかな、エーテルが」とかどうたら言ってた
俺たちは車の乗り込んで、近場のファミレスで一夜を明かした
って、だけの良く解らない体験
何でBにだけ見えなかったのか、Aが何か色々言ってたのが関係あるのか不思議はあったけど
解明も出来ない、ただそれだけの体験だった

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