大学時代、後輩が急逝した
0614 本当にあった怖い名無し 2011/05/13(金) 21:43:15.27 ID:7SWtgAXVO
なんで忘れてたのか分からないけど、思い出したので。
大学時代、後輩が急逝した。下宿アパートの屋上だったかな、落ちたんだ。
警察も事故と自殺両面から捜査して、大学関係者も聴取を受けた。
うちらはサークルの先輩後輩だったんだけど、サークルで聴取受けたのは部長と顧問だけに終わった。
亡くなった次の日の、サークル仲間の会話。
「昨日や、満月やったやん」
「ああ、そんで上ってんや」
「Kちゃん、もっと近くで見たかったんやろな」
彼女はそういう不思議な感性の子で、サークル仲間だけじゃなく、基礎講クラスの友達や担当教授もそういう見解だったせいで、警察は深く聴取しなかったみたいだった。
事件性はなかったしね。
それからしばらくして、下宿で寝ていたら、金縛りに遭った。
疲れてたり昼寝の時に金縛りに遭うって言うから、それかな、と思ってたら、何かの気配がした。
人みたいで、足の横に座ってるのかな。私の身体を揺り起こすように触れてきた。
「先輩、先輩」
Kちゃんの声だった。普通に私を呼んでる。
金縛りだけど恐くないし、身体も動かそうとしたら動く。目も開けられそう。
でも何故か私は「悪い霊がKちゃんを騙ってたらどうする」って思って、目を開けなかった。
Kちゃんは結構長い間いたけど、いつの間にかいなくなった。
次の日サークルの部室にいくと、部長が
「昨日Kちゃんちに行ってきた」
と言った。
「四九日やったから、手をあわせに」
「ご苦労さんやったね」
その時四九日の話を聞いて、昨日来たのはやっぱりKちゃんだったんだ、と思った。
四九日は、亡くなった人が彼岸に行くまでの期間だそうで。
Kちゃんは、私に最後の挨拶に来てくれたんじゃないかな、と思ったわけ。
Kちゃんが亡くなる1週間~10日前、偶然キャンパスでKちゃんに会ってた。
「先輩、お久しぶりです~」
「Kちゃん元気だった~?」
「はい。先輩、今度飲みにいきましょう」
「うんうん、行こう」
「じゃあまた、サークルのホワイトボードに伝言しますね~」
そんな会話をして、別れた。
Kちゃんはあの日、飲みに行く約束が果たせなかったことを、謝りに来てくれたのかもしれない。
Kちゃん、返事しなくて、ごめんね。
で、何を忘れてたのかっていうと、ここ数年、何故かKちゃんの名前が思い出せずにいたんだ。
亡くなったこと、金縛りのことは覚えるのに、当事者のKちゃんの名前が、分からずにいた。
今日、ふとKちゃんの名前を思い出したので、書き込んでみた次第。
私が薄情って話になってしまったorz

