曾祖父の遺品整理
0348 本当にあった怖い名無し 2011/05/03(火) 00:58:49.97 ID:NCg/wboT0
数年前の話。
曾祖父の遺品整理の為に蔵に初めて入った。
うちの家は、没落したとはいえ一応旧家らしい。(家系図は平安時代まであるそうだが、これはどう考えても嘘だろうw)
とまあ、子供のころから曾祖父に聞いてたから、結構wktkしながら入ったわけだ。
そしたら、まあ、案の定いろいろ出て来たのよ。
掛け軸、壺、脇差、茶碗、懐中時計などなど、
「これ売ったら高くつくんじゃね?」
ってやつ。
尤も、後々鑑定してもらった結果、大半は贋作だったわけだが。
でも、俺が一番興味を惹かれたのが、手榴弾。
当時の俺はミリオタになりかけの頃だったから、ちょっと惹かれる物があったんだろう。
親父曰く、「爺さんが戦争行ってた名残だろう」とのこと。
実際曾祖父は一年ほど招集されて戦地へ赴いてたそうだし、
その時に持って帰ってきた物なんだろうな、とその時は思った。
その時の俺は大馬鹿者だったから、それを部屋にでも飾っておこうと思ったわけだ。
けど親父が、「貴重な物だから、地元の博物館にでも寄贈する」と言って、俺には呉れなかった。
結局手榴弾諸々、価値のありそうな物は全部地元の博物館に持って行かれたわけだ。
で、その数日後。
警察から連絡があって、親父が呼び出された。
何か親父がやったのかと思って、その時は気にもせずにゲームをしてたわけなんだが、
夕方になって親父が帰ってくると青ざめた顔で俺に教えてくれた。
「爺さんのあの手榴弾、信管がまだ生きてたそうだ」
もし親父があの時俺に手榴弾を呉れていたら。
そして、何かの拍子で安全ピンが抜けて、起爆筒に着火してたら。
そう思うと、今でも背筋が凍る思いがする。
長文失礼しました。

