上野まで行こう
831 :本当にあった怖い名無し:2011/03/03(木) 20:46:38.51 ID:3Dm1JObZ0
兄の話。
東京に用があって、とりあえず上野まで行こうと電車に乗った。
1時間以上かかるので座れたし、さて本でも読もうかと思っていたら、
乗った電車のドアがなかなか閉まらない。
快速通過待ちかなんかだろうと思っていたが、何のアナウンスもない。
ん? と思って顔を上げると、そこが上野駅だった。
体感時間はほんの5分ほどだったらしい。
後日談。
実は偶然、友人が同じ電車に乗り合わせていた。
私の兄とは面識ないから知らんかったが、
その人は電車に乗って手前の座席に座り、かばんから文庫本を取り出して読み始めた。
と思ったら、ページをめくる手が空中で止まった。
ページを一番高くなる角度でめくった、その状態で固まったそうだ。
本を開いたまま眠っちまうのはよくあるが、腕が浮いている状態だから寝てはいないはず。
しかし、駅に着くまでの1時間以上、時を止めたかのように、ずっとそうしていた。
腕を鍛えてたのかね? あれは。
そのことを兄に話すと、「逆DIOかよ・・・」とちょっとビビッていたみたいだが、
時間が止まったかのように・・・のくだりでなんか苦笑いし始めて、
「あー俺そのシリーズ大好きだからなーなんかそっち系のが憑いたんかなー」
と言い出した。その後は特に何もないが「そのシリーズ」がなんだか今でもわからない。
でも絶対ろくなもんじゃなさそうだ。

