小人の家

673 :3/3:2011/02/26(土) 03:24:10.55 ID:tXPrsJ1Y0
これだけでは何なので小話を一発。昔先輩に聞いた話

DQNの先輩が浪人時代体験した話。福岡のとある心霊スポットダム付近で。

先輩Aと彼女B、先輩の友達C(♂)の3人でとある心霊スポットのダムまで
夜中キモ試しに行った。時間は夜中1時を軽く過ぎ。
平日の夜中、街頭もまばらな真っ暗のダムの縁をひとしきり歩くも何も起こらず、
A”意外と何にもないな~”、B”え~?これで終わり~?”
などと聊か拍子抜け気味。3人もり下がったまま帰るのもな~と言う雰囲気。
そこにCが取って置きのスポットあるんだけどどう?と言い出した。
A"いいね~何それ?”C”小人の家って言うんだけど”
何でもダムから車で少し行ったところに一軒家の廃屋があるんだけど、
そこに身長90センチくらいの小人が住み着いてるんだとか。
A”何だよ小人ってw怖くね~し”C”人を殺して食うらしいんだけど”
B”山姥か!”みたいな軽い調子で車で廃屋へ乗りつけた。
道路から少し入った鬱蒼とした藪、その中に黒い霞に溶け入るように朧気に建つ廃屋。
A”なかなかの迫力っすねこれ”C”入る?入れるらしいけど”だがドアもサッシも
開かない。折角だから俺らは台所の窓を選ぶぜ、って事で傍にあったビールケースを
足場に高い台所の割れた窓から侵入。彼女が怖がってる。ねえ何でここしか開かないんだろ?
そりゃヤンキーが入って荒らすからだろ?彼女のケツを押し上げながら応えるA先輩。
台所の横の勝手口も、サッシも内側からびっちりと板が打ち付けられて開かないように
なっていた。廃屋の闇は真っ暗闇。小さなペンライトとライターを頼りに部屋を見回す。

中はズタボロ。落書きありマットレスありゴミが散乱衣類が散乱ペットボトルが散乱。
すえた匂いまで漂ってる。A”いきなりこれかよ”C”かなり来てるね”
A”メスとか持って帰んなよw”と強がって部屋を少し歩く。すると、彼女が
ついてこない。A”どうしたの?”
ねえ、これ・・・指差す先にはテーブルと椅子4脚のテーブルセット、テーブルの上に
またゴミ散乱。だが、何か少しおかしい?何だろう・・・・・・、そうだ!低いのだ!
テーブルも椅子も足が30センチは切り取られ、まるで子供用のように低い位置に構えている。
A”ち、小さいね・・・”B”そうじゃなくて、蝋燭・・・”指差す先を見ると真新しい蝋燭が
数本転がってて、中には火を消したばかりのようなやつもある・・・。
無言になる3人、もしかして俺たち住居不法侵入?悪い意味で?え?何?もっと悪い感じ・・・?ピンチ的な意味で・・・・・・・・・?
B”あと・・・”C”え?(まだあんのかよ!)”
B”普通、戸を打ち付ける時って家の外からやると思うんだけど・・・”
はっとするA、台所から開け放しのドア、居間へ続くらしい引き戸。傍らの引き戸を開け・・・
A”出よう、こっちは開かない。何か一方通行の迷路みたいになってる・・・・・・”
3人で奥へ続く廊下を見る。奥はさらに暗くペンライトの光では見渡すことは困難。
どうも何だかあの奥には何か潜んでそうな気がする。漂う不穏な空気。
出よう、と流し台に上ろうとした途端、2階でバタンッ!バタンッ!と乱暴に戸を開く音が、
続いて階段をドドドドドドドッと駆け下りる小刻みな子供のような足音。
わあああああああああああと3人我が我がと団子になって流し台に上り小さな窓から
抜け出した。後も見ずにダッシュ、車に乗り込みC”早く、早く!!!”
B”車出してええあsdfghjkl;”Aが勢いよくキーを廻しスタートダッシュで飛び出した。
3人ともガタガタ震え、兎に角街の方へ、人のたくさんいるところへ。出来るだけ落ち着いて、出来るだけ早く。

暫く走って福岡市郊外のファミレスへ。コーヒー飲んで落ち着いて、反省会。
C”なあ・・・台所の窓から逃げた時、誰か追っかけてきたよな”B”なになにあれ!?”
A”見たのか?”C”いや・・・”AB”見てねーのかよ!”全員”でもやばかったね~”
C”ヤンキーじゃないの?”A”あ~あるある”
B”でも洋服いっぱい散らばってたのはなんで?男物も女物もいっぱいあったよ・・・”
A”いくらなんでも洋服は小人さんでも食べないんじゃないですかねぇ”
C”そいつはまた人を食ったお話で・・・”
3人無言・・・・・・ゾ~ッ。と言うお話でした。

10年以上前に浪人してたDQNの先輩に聞いた話です。
三瀬峠か何とかダムの近くにあった心霊スポット小人の家でのお話。先輩曰く、マジ話!

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