重いものが私にのしかかってきた
468 :本当にあった怖い名無し:2011/02/18(金) 00:10:50 ID:WiiRN6uK0
いつもROMらせて頂いています。
今回は印象深い体験を思い出したのでお話させてください。
投稿は初めてなので、読み辛いところがあったら申し訳ありません。
長文ですが、楽しんでいただければ幸いです。
一年位前、友達の家へ遊びに行って泊まったときのお話です。
その日は、学生時代に同じ寮で過ごした友達と飲んでいました。
互いの近況報告や恋愛話、集まれなかった面子の噂など、
話題は尽きることはありませんでした。
けれど、久方振りに集まった友達はみんな社会人になっていて、
学生時代ほどは体力が余ってはおりません。
1人が眠いと訴えるとが出ると次々とギブアップ宣言が上がり、
そのままお開きになりました。
ちょっと広めの部屋で人暮らしをしている友人の部屋に集まっていたので、
どうせ終電も乗り過ごしたことだしと、そのままそこに皆で厄介になりました。
家主の主導の下、適当に布団をすいて各々寝床を確保していき、
私はスタンドミラー横にすかれた布団に潜り込みました。
仕事帰りに集まってだべっていたから疲れていたのでしょう。
すぐにあちらこちらから寝息が聞こえてきました。
そして、私にも強烈な眠気がやってきていたのでした。
それは唐突な出来事でした。
何の前触れもなく、ずんっ、と何か重いものが私にのしかかってきたのです。
息苦しさで少し目が覚めた次の瞬間、
ビキッと全身が硬直し、金縛りになってしまいました。
疲れてるのにマジ?
そんなことを思いながら、とにかく平静を保とうとしましたが、
私の上にのしかかった気配がそれを許してくれません。
そいつは私の首をジリジリと絞めてきていました。
パニックに陥りながらも、誰か助けてーと周囲に助けを求めようとしましたが、
周りの友達は夢の世界へ旅立ったまま。
誰も助けてくれそうにはありません。
とにかく、誰だか知らないが乗っかっているヤツをやり過ごそうと、
駄目もとで金縛りが解けないかもがいてみました。
すると、体は動かないが、何とか頭だけは動かすことが出来ました。
とにかく怖くて目を開けられないので、顔を背けると、
そこはスタンドミラーがあるはずの位置でした。
そしてその時、私は不意に気がつきました。
その鏡の中から、得体のしれない気配は這い出てきているのだと。
早く朝になってくれ!
殺されたくない!
涙ながらに願いながら、とにかく必死に、
妙な気配相手に抵抗しました。
どれくらいたってからでしょうか。
気がつくと、私に乗っかっていた嫌な気配が薄くなってる気がしました。
それと同時に、別の気配が近付いてくるような感じがしてきたのです。
近付いてきたのは、金色の毛並みをもった、大きなオオカミのような狐のような動物?でした。
その時、私は怖くて目を瞑ったままだったのですが、
何故かその動物の具体的な姿を認識することが出来ました。
そのオオカミのような動物は私の隣に寄り添ってきました。
私の金縛りにあった体が、その大きな体にすっぽりと覆われる感じがしました。
少しごわついた、けれど温かい毛並みに包まれ、何故か私は酷く安心してしまいました。
そしてそのまま眠りにつくことができたのです。
次の朝、起床した友達にこの出来事を話してみました。
誰も彼もぐっすりで、そんなことに気付かなかったと言いました。
家主の友人は、例のスタンドミラーは新品で、普通に雑貨屋で買ったものだと、
謂れとかはまったくないはずだと話してくれました。
ではあの気配は何だったのでしょう。
そしてあの動物は何だったのでしょう。
うとうとした時に見た悪夢なのかもしれませんが、
オオカミのような動物の毛皮に包まれた感覚と手触りを、今もはっきりと覚えています。
乱文、拙文、失礼いたしました。

