暗いうちにあんまり家に帰りたくないんですよね
661 :本当にあった怖い名無し:2010/12/19(日) 04:28:34 ID:i7BRPpwH0
もう大分前の話。
深夜1-3時までやってるとある飲み屋でバイトしてた。
数ヶ月違いで入ってきた1コ下の後輩がいて、バイトが上がるとよく2人で飲みに行っていた。
お互い週3-4で入ってて二人が一緒になる時はほぼ毎回と言った具合に。
で、あんまりにも飲みが続くから金勿体ねーからお前んちか俺んちで飲もうぜ?と言うと
俺暗いうちにあんまり家に帰りたくないんですよねと言う。
何で?と聞くと、幽霊出るんです。マジで?どんな?いや~俺は見たことないんですけど、
テレビのチャンネルが勝手に変わったりとかCDコンポの電源が着いたりとか消えたりとか。何か怖いんですよ。
俺もオカルト板出入りのオカルト厨。そんな浮ついたオカルト話が真か贋かは分かるつもり。
よっしゃ、この俺が、バイトの先輩であるこの俺が、Tさん宜しく君の霊障問題を解決したろやないかと言う男の気概で話に乗った。
あーそれなあトラックのイホームセンだよ。何すかそれ?トラックが仲間内で通信するのに無線使ってるんだけど、CDとか
テレビのリモコンと同じ電波使ってるから勝手にテレビが点いたりCDが消えたりするんだよね。お前んち大通りとか近くない?はあまあ。
えーマジっすか?じゃあ今日はお前んちで飲もうよ。試しにさ。いいですけど大丈夫すかね?と話まとまり?
閉店後、お店の女の子エミちゃんを誘って3人で飲むことに。
エミちゃんは顔はまずまずだがEカップ。元売れないタレントだけあって愛想もノリもいい。3人でビールと焼酎、つまみを山ほど
買い込んで後輩んちに向かった。
何か暗くない?電気は目いっぱい点いてるんですけどね。そんなに暗い?俺平気だけど。
まあ飲もう飲もう、俺らはエミちゃんの巨乳に目を奪われ当初のオカルト話なんかどうでもよくなっていた。
営業中もチビチビ飲んでたせいか酒の回りも早い。今度温泉とか行かない?いーね伊豆とか?みたいなたわいもない話
をしながら飲んでいた。飲み始めたのが1時半、2時を少し回る頃になって、あ、そろそろですと後輩。
え?何が?いや~、実はさ、ここ幽霊出るんだっt
とにやけ顔の俺が答え終わらないうちにテレビのチャンネルがカチャカチャ回りだした。
回る?初めてテレビを意識する俺。おいこのテレビのチャンネル摘み式じゃん!!はい、そうですよ。きゃあああああああああ
エミちゃんテレビの方見て絶叫。テレビは俺らの騒動は関係ないとばかりに点いたり消えたりチャンネルガチャガチャ回ったり。
スイッチも引っ張ると点くタイプの奴がカチャカチャと音をたてて上下してる。
エミちゃんカバンも置いてとんずらの態。早く早く皆と呼びながら玄関を出て行った。後を追う俺。
半分困惑の顔で後からついてくる後輩。
暫く後、大通り沿いのファミレスのソファーに腰掛け落ち着きを取り戻す俺ら。軽い
混雑に安心する。酔い覚ましにコーラをすすりながら話し出した。
ねえさっき見えなかったの?小さいお爺さんがテレビのチャンネルを回してたの!!!
マジっすか?マジで?俺は見えなかった。俺君の直ぐ背中ごしにお爺さんがテレビの
スイッチを点けたり消したりチャンネル捻ったり。うおおおおこえええええええ。
お前あのテレビどうしたの?何か取り壊しになる家があってそっから拾ってきたんです。青い顔で答える後輩。
それ絶対ヤバいね!ヤバいって。お前呪い殺されるよ?ますます青ざめる後輩。
テレビ捨てに行こう。行きましょう。付き合ってくれるんですか?
という所で後輩の携帯に電話が。見ると非通知。ひえええええええ。
幽霊から電話だ。切れ電源切れ。あなた~早く帰ってきて~って爺さんが。きゃー。
みたいな感じで朝を迎えた。そのままファミレスで。
夜が明けたらエミちゃんを駅まで送り、取り壊しの家の前まで俺と後輩でテレビを
捨てに行ってお仕舞い。その後変な騒ぎは出なくなったらしい。
ちなみに非通知電話は後輩とエミちゃんが一緒に帰るのを見ていぶかしんだ店長が密かに非通知でかけてきたと後で判明した。
暫く後で知るのだが、後輩とエミちゃんが付き合いだしてほんのり。。。エミちゃんは俺に惚れとると思ってたのに。。。

