子供の姿をした三人の妖怪
566 :本当にあった怖い名無し:2010/12/14(火) 21:57:59 ID:9C7lBIzU0
五年程前の話。事の発端は夢からだった。
と言ってもほんのり程度だから、何があったわけではないが・・・。
夢は夜の世界で、妖怪が毎夜お祭りをしている場所を、散策しているものだった。
私はちょっと見つかりたくない妖怪が近くに居る事を感じながら、通りすがりの
子供の姿をした三人の妖怪に声をかけた。
一人は全身赤い肌で模様があり、ザンバラの長い髪で、目つきは鋭い。
一人は、着物を着て、子供の天狗のようなすがた。顔は可愛かった。
一人は、黒っぽい着物を着て、はっきり姿は観察していなかったのでおぼろげ。
私は天狗に似た子供に、視界に入った木の枝を指して、選んでくれるように依頼した。
子供は快諾して、枝に生える葉っぱを示す。
私は夢で、その葉っぱを取って、口と言葉を清める行為をとる。
その夢から醒める直前、文字が視界一面に広がった。
「薄いご飯を三度作って」
薄味の食事を三度、供えるのだな・・・と夢現に受け止めて・・・・。
起きたらそれは夢として処理したが・・・。
ちょっとお世話になった人に、話のネタ的に、その夢の話しをしたところ
「小さい子・・たしかに付いてるね。三度の食事は・・・見返りでしょう」
驚いた。夢だと思って、それだけの話に受け止めていた。
私は、その頃仕事が忙しく、一月先の休みの日に食事を作ろうと決めて
その人に話すと「早い方がいい」と言われてしまう。
「長居すると、離れなくなるよ。悪いものではないけど、いいものでもないから」
早速三日後に決行。三度を三品に(多少時間差をつくり)して、作り始めると
我が家は家族同居で何時もは皆か誰かが自分以外に在宅しているのに
食事を作り始めて、完成して供え終わり、私がその残りを食するまで
私以外の家族全員・・・・様々な事情が重なり外出してしまっていた。
一人で静かな中、黙々と料理を作っていたわけだが・・・・。
夢の中とは言え、今度から安易に頼みごとをしないようにしようと、決めた
一件の話。
勿論実話。

