ペットも一緒に泊まれるコテージ

523 :本当にあった怖い名無し:2010/07/16(金) 05:12:39 ID:GNdIpRZN0
去年の秋、某県にあるペットも一緒に泊まれるコテージに、
俺と嫁、トイプードルの2人と1匹で泊まりに行った時の話。

まず、別の施設にあるフロントでチェックインを済ませ、部屋の鍵とパンフの類を貰い、
部屋まで散歩がてら歩いていったんだけど、天気も良く涼しいので、犬も楽しそうにしてた。
で、部屋に着いたんだけど、どうも犬がコテージの前で両手足突っ張った状態で動かない。
部屋から離れようとして、怯えてるのがよくわかる。
結構臆病な子だけど旅行慣れはしていて、こういう反応するのは初めてだったんで、
嫁と「なんか居るのかもねw」なんて冗談言ってた。
怯える犬を抱き抱えて、玄関の脇にあるペット用の足洗い場で犬の手足洗ってから中に入ると、
室内は広く綺麗で、洗面所やトイレ、シャワー室もきちんと清掃されていて、
ベランダから見える森林や鳥の囀りが心地良く、怯えてる犬を除けば俺も嫁も満足していた。

どうも犬がそわそわして仕方ないので、持ってきたトラベルキャリーにいれたら、
少しは落ち着いたらしく、大人しくなった。
そんなこんなで、暫くしたらどっぷり日も暮れ、食事の時間に。
レストランと温泉は別の施設にあるので、一々部屋に戻るのはメンドくさいねという話になり、
食事のあと近くを少し散策して、温泉に入って戻ってこようということに。
部屋から出る時、犬が不安なのかキュンキュン泣いていたけど、
かわいそうだがキャリーの中でお留守番しててもらった。

旨い食事を食って、散策、温泉と、その間2時間ちょっとかな、
部屋に戻ると、なんか様子がおかしい。
閉めていたキャリーの扉が開いていて、犬が居ない。
俺と嫁は一気にパニックになって犬を探し始めた。
すると、キッチンの隅で小さくなって震えている犬を発見。
半泣きの嫁に抱き抱えられ、震えている犬。
その嫁に、なんでしっかりキャリーの扉ロックしとかないのよ!とブチ切れられる俺。
確かにロックしたはずだし、今までこんな事なかったんで、キャリー調べたんだが異常なし。

腑に落ちなかったけど、折角の旅行で喧嘩するのも嫌だったし、ゴメンと謝った。
前日まで仕事、今日は早朝から車の運転、そして今の事で疲れがどっと出て、
今日は早めに寝ようということになった。
ベッドルームにはシングルベッドが二つあって、流石に今日はHする気力もないので、
嫁は犬と一緒に、俺はもう一つのベッドで別々に寝ることに。
まだ夜の9時過ぎだったけど、疲れもあったしすぐに寝入ってしまった。

何時間ぐらい経ったのかわからないけど、突然、犬の吠える声で目が覚めた。
嫁も一緒に目を覚まし何だろうと見ると、
嫁側のベットの横のベランダに向かって、犬が唸ってる。
ベランダはカーテン閉めてあるから向こう側は何も見えないし、変な物音もしない。
しかし、今まで見たことない唸り方なんで、俺も嫁もちょっと薄気味悪くなり、
何だろうねとお互い顔見合わせてると急に、まるで冷房入れたかのように気温が下がった感覚が。
なんか急に寒くなってない?と嫁に聞くと、嫁も同じでいきなり寒くなったと。
嫁は不安そうに犬を抱き抱え、犬も震えながらベランダの方見てる。
ここは俺が様子見に行くべきなんだろうけど、さすがに怖い。
どうしようかと迷ってたが、意を決してベランダの方に行こうとした瞬間、
下がった気温が元に戻る感覚が。
あれ?戻った?と嫁の方を見ると、嫁もうんと頷く。
犬もまた大人しくなって、ベランダの方を気にする様子もなくなった。
嫁も俺も今までこんな体験はなかったんで、軽くビビって、
全室の電気をつけて寝ることに。
その際、恐る恐るカーテンの隙間から外覗いたけど、当然真っ暗で何も見えない。
聞こえる音も、虫の声ぐらい。
結局その後は何も起きなかったんだけど、俺も嫁もあまり寝付けなく、
その日は朝食も食べずに、時間よりも早くチェックアウトして、無事帰路につきました。
一体あの部屋で何かあったのか、フロントの人に聞こうかとも思ったんだけど、
流石になんか気恥ずかしく、聞けなかった。

こうして思い出しながら書いてると、あの時の怖さとか不気味さを思い出すんだけど、
文章下手で怖くない上に長文になってしまいました。申し訳ないです。

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