赤ちゃん
324 :1/4:2009/08/13(木) 11:30:01 ID:MTt8WwfJ0 深夜のコンビニでアルバイトなんぞしてると、とかく普段お目にかかれない様な状況に頻繁に遭遇する。 ある日、深夜2時すぎぐらいに酔っぱらった男女2:2の客が店内に入って来た。 アイスを買ったかと思うとレジに腰掛けてその場で食い出すし、店前は散らかすしで 「うざいなぁ…」と思ってると一旦車に引き揚げた4人のうち2人(男女)がまた店内に入って来た。 店内でイチャこいて「トイレかりま~す」なんて言って便所に入っていったんだが中々出て来ない 不審に思って便所に近づくと個室の方に二人揃ってこもっていて「アン、アン」「パン、パン」聞こえてくる。 「勘弁しろよ…」そう思って「お客様…大丈夫でしょうか?」と声を掛ける。 「あぁ?ハイ大丈夫っす。あのぉー、女がゲロ吐いてたんすわ!!」 そんな答えは決まってコンビニの便所でエロい事してる奴らのお決まりの言い訳で 「深夜ですので防犯上の理由により…」等々適当な理由をつけて「掃除は店員がするから早く出て来い」との 旨、伝えて作業に戻った。 ほどなくしてその2人は気まずそうに店を出て行き、グループはどこか別の場所に移動した。 「○○さん、あいつらやってたんすか?」 相方の大学生Aに聞かれて「あぁ、うん。多分」と適当に返事をした俺は糸モップとゲロを固めるスプレーを持って便所に近付いた。 覚悟を決めてガチャっと個室を開けた俺は胸を撫で下ろした。 「なんだ…やっぱりやってただけか。大して汚れてねぇーし、セーフ」 そう思いながらなぜか大量に散らばっているトイレットペーパーの切れ端と 果たして水と言い切れるかはわからない液体をせっせと掃除していた。 ふと便器の方に目をやると見慣れない固形物がプカ~と浮いてやがる 「何だこれ?」 よくよく見ると、若干人の形をしたようなグロテスクな塊… 「え、赤ちゃん!?…な訳ねーよなぁ……」 少し考えてからAを呼んだ。 俺:「これ…なんだと思う?」 Aは首を傾げながらこう言った。 A:「○○さん、これ赤ちゃんじゃないっすか?俺の友達で子供出来た奴いるんすけど… しばらくしたら彼女がトイレでコロンとした…小っさい赤ん坊みたいなの生んだんですって」 俺:「え…マジかよ、じゃあこれ」 A:「かもしんないっす……」 さすがに固まってしまった俺たちは「警察に連絡すべきか」悩んでいた。 A:「○○さんいっその事流しますコレ?このまま」 俺:「お前なぁ…」 A:「でも完全死んでるでしょ…ほっときます?」 放っておいてもいいがそれこそ他の店員が客が気付いたら面倒な事になるし… A:「えい!!」 俺:「……おい!!おまっ!?」 相方の大学生は"大"の方にレバーを一気に引いてその塊を豪快に流しやがった。 俺:「祟れてもしらねーぞ」 A:「大丈夫っすって」 そうヘラヘラ笑う大学生を横目で見ていると「ガサっ!!」と音がして側面に貼り付けてある紙が落ちた。 「うぉ!!」 揃って声を荒げた二人の視線の先には 「トイレにも神様がおられます。綺麗に使いましょう」の字の下に赤のマジックで大きく鳥居が描かれた 意味不明な店長お手製の注意書きの紙。 さすがに気味悪くなってそこから暫く二人とも沈黙のまま作業を続けた。 朝になって早朝組と交代した俺は相方が帰った事務所で廃棄品をむさぼり食っていた。 「○○君?」 呼ばれた先を見ると早朝に入ってるパートのKさんがこちらを見ている。 俺:「なんですか?」 K:「ゴメンちょっと…来て」 おにぎりを口に詰め込みながら呼ばれた先に向かうとあの便所。 K:「これ見て…なんか赤ちゃんっぽくない?」 視線の先にはさっき大学生の相方が流したはずのあの塊がプカ~と浮いている。 無言でそれを流した俺は「イタズラでしょ」とそれだけ言って帰路に着いた。 しばらくして普段は深夜帯のシフトにしか入らない俺は大学生の交代要請で夕方に入っていた。 高校を中退したフリーターの女の子Fちゃんと一緒に入っていたのだがどうもその子が浮かない顔をしている。 俺:「どしたん…?ポンポン痛いの?」 そう聞くとその子は首を横に振るのだがどうも様子がおかしい。 もしかしたら生理かもしれないし…そっとしておこうと思っていたが交代間際になって その子がふいに俺にこう聞いて来た。 F:「○○さんって…子供出来た事あります?」 俺:「ハ?」 F:「あのぉー、やっぱいいです……」 俺:「……出来た(妊娠した)ん?」 F:「……かもしれないんです」 なんか一連の事といい気味悪いなと思って「検査薬試してみたら…」それだけ言ってその日は帰った。 また夕方に入っていたある日、店長と古参のパートYさんが談笑している所を見掛けた。 俺の姿を見かけた店長は「あ、○○君!」と俺を呼びつけた。 俺:「どうしたんですか?」 店:「いやー、びっくりしたんだけどさ…Fちゃんいるでしょ?妊娠してたんだって」 俺:「マジっすか!?いや実は…」 俺はBさんに妊娠したかもと言われた事を店長とCさんに告げた。 店長はそうなんだ、と少し驚きこう続けた。 店:「それでね、あの子トイレで小っさい赤ちゃんみたいなの出て来たんだって! それで"店長これ赤ちゃんですかねぇ"って私に電話してきやったのよ」 Y:「いくら店長が子供生んだ事あるからって店長に聞いてもねぇ~」 もうここまで"小さい赤ちゃん"が続くとさすがに怖くなって来る。 俺:「それどうしたんですか…?」 店:「え?そら"流し"って言ったよ」 Y:「いやー実は私も10代の時に出て来た事あってさ!焦った、焦った」 何か女性の怖さというか…周りの倫理観に懸念を抱いた俺は あの日早朝に店内の便所で"小さい赤ちゃん"を発見したKさんに女性はそんなもんなのかと聞いてみた。 俺:「実はあの日、深夜にも発見して…それからKさんまた見付けたでしょ? それでFちゃんもそれ生んで、Yさんも生んだ事あるって…」 K:「……ごめ~ん。あの朝に発見したあれさ、実は私が出したんよね。 二人目出来たんやけどお腹痛くなってさ、でトイレでコロンと」 K:「男の子に見せたらどんな反応するかなぁ~と思って(笑)」 さすがに俺は気持ち悪くなって店を辞めた。 328 :本当にあった怖い名無し:2009/08/13(木) 11:34:42 ID:MTt8WwfJ0 ゴメン。。 Bさん=Fちゃん Cさん=Yさん 長文な上に間違ったorz...





