それは生きてるBちゃう

385 :本当にあった怖い名無し:2009/02/14(土) 14:56:19 ID:dla7bVOw0
これは学生の時(15年くらい前)京都でバイト先の友達に聞いた実話。
その友達も結婚して熊本にいってしまってから連絡とってないので詳細は聞かないでね。
ていうかもともとこの話突っ込みどころ満載なんです。
所々方言はいるかもしれないけど読みづらかったり京都弁きらいな人はスルーしてね。
あとこのころの時代背景として携帯があまり一般的でなかったことを頭に入れておいてください。
ちょっと長くなります。


友達の知人にAという学生がいました。
その子は京都で一人暮らしをしていました。
AにはBという彼氏がいました。そして二人の共通の友人にCという女の子がいました。

AとBは付き合いは長くBが仕事帰りにAのすむマンションへ毎日通っていたそうです。
Bはバイク通勤でなんの職業かは忘れてしまったのですが
夕方4時には終わってしまう仕事でそれからまっすぐAのところへ通っていました。
そのことはCも聞かされて知っていたそうです。

ある日夕方4時近くになってAのところへCから電話がありました。
「おちついて聞いてや。Bバイク事故にあって死んだんや・・・」
Aはちょっとパニックになりあまりそのときの電話の内容を覚えていません。
ただそのときCが妙なことをいったのです。
「これからBがそこにいってもそれは生きてるBちゃう。」
「連れていかれるから絶対マンションのドア開けたらあかんしな。絶対やで!」


普通考えて彼氏の死を友達に伝えるときこんなこというでしょうか?
でもAは頭が混乱していたらしくCの言うとこをそのまま信用したのです。

いつもBがくる時間になりました。
いつものように玄関のチャイムがなりました。

Aはまだ混乱していました。
でも幽霊でもいいからBに会いたい! 
そう思ってしまったのです。

結局いつものようのドアをあけてBを迎えました。

・・・・・・・・・

そこにBはいました。普通に。ほんとに普通に。

Bは生きていたのです。バイク事故なんてなかったのです。
AはBにCのことを伝えましたが
はぁ?誰かと勘違いしてるんじゃない?という結論になり
特にCに確認をとることもせず二人でそのまま夕食をとりました。

その夜Aのところにまた電話がはいりました。
Cの母親からCがなくなったという知らせでした。
Cがなくなった時刻はCが電話をくれた時刻と一致していました。

友達が実話だというのでほんとうの話だとは思うのですが
Cの意図がわからなくて意味不明な話です。

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