誰かの手が俺の股間を

730 :本当にあった怖い名無し:2009/01/07(水) 15:05:22 ID:VtKL5DAR0
実際に体験した俺としてはかなり怖かったんだけど、読んでるみんなにはホンノリぐらいかな~と思ってここに投下。

つい2週間ぐらい前のこと。
その日はちょっと夜更かししてしまい、ベッドに入ったのは夜中の3時を過ぎた頃だった。
うつらうつらの寝入りばなに「…キーン」という音が頭の中で響き始める。
金縛りの前駆症状だ。でもまぁ珍しいことではない。
あぁ疲れてるんだなぁ、嫌だなぁと思っていると。。。

全身が金縛りに囚われ、硬直した途端に、誰かの手が俺の股間をまさぐり始めた。
しかもかなり乱暴に、ごねごねとしてくる。
今となったら笑える話だけど、実際やられてる時は本当に怖かった。
身体が動かせないから、その手を払おうにも払えず、ただ耐えなければならない。

俺は金縛りから抜けるために、いつも身体の一部、腕やら首やらを動かす。
この時も、身体の脇に伸ばしてある自身の両腕を左右に広げて金縛りを解こうとした。
すると、今まで股間をまさぐっていた手がついッと移動して、今度は俺の右手首をつかむ。
俺の腕が動くのを止めようとしているらしい。
くっそ~嫌だ~と思いつつも、俺は必死になってじわじわと腕を広げ続ける。
ついに右腕が掛けてある毛布から出た。
目を落とすと、俺の右手首を真っ白い手がつかんでいるのが見える。

「うわわわ~!」
さすがに声が出た。
その瞬間、金縛りが解け、同時に白い手も消え失せた。
身体が楽に動くようになったので、すぐに右手首をチェックしてみた。
よく聞くように、つかまれた痕が痣になって残ったりはしなかったけど、
今の今までしっかり握られていたという感覚ははっきりと残っていた。

どうしてこんな目に遭ったのか。
単なる閉眼型金縛りの幻覚だったんだろうとは思う。
だけど、実生活においても思い当たる節がある。
はっきりと確認してはいないし、できないことだ。
しかし、思い当たってしまったが故に…以来モヤモヤとした気分でいる。

つまらん話でスマン。
以上です。

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