濃い霧が出た日

424 :本当にあった怖い名無し:2008/12/15(月) 12:07:37 ID:ms3gElDj0
もう何年も前の話なんだが、その事件に関係した夢をなぜか今日見てしまって思い出したので書いておく。
文章下手だけどそのあたりは勘弁して欲しい。

たしか小学校4年の頃だったはずだが、年末年始休みのときに朝やたら濃い霧が出た日があった。
その日は従弟が泊りに来ていて、朝飯を食った後俺の通っている小学校まで2人で探検に行く事にした。

小学校に到着して、始めは滅多に無い霧の濃さに興奮していたが、「ただそれだけ」なので飽きてきてしまい、ふと飼育小屋で飼っている兎が去年子供を産んだ事を思い出し、それを見せに行く事にした。

飼育小屋(といっても広さは十畳近くあってでかい)に到着すると、飼育小屋の中がとんでもないことになっていた。
殆どの兎が殺されていて、中には首のもげているやつや内臓を飛び散らせたやつまでいる。
惨殺されたというより、どうみても「食い散らかされた」という感じ。
更に気持ち悪かったのが、どうやったらそうなるのか解らないが、飼育小屋を囲っている檻の針金が一部切れていて、そのハリガネに突き刺さっている死体も何匹かあったということ。

始め猫か狐にやられたのかと思ったが、どうもそうではないらしい。
なぜなら飼育小屋の鍵(といっても扉が開かないように二重にフックがかけてあるだけだが)はかかったままになっていたから。

飼育小屋の鍵をあけて中に入ると、他の兎の死体の側でモゾモゾと動いている子兎がいるのがわかった。
「あ、生き残ってるやつもいたんだ」と少しホッとしたが、どうもその兎の様子がおかしい。
遠目には解らなかったのだが、近付くとどう見ても他の兎の死体の内臓を食っているようにしか見えない。

俺と従弟が近付くとその子兎は振り返ったわけだが、案の定口の周りが血で真っ赤、明らかに「今まで食っていた」としか思えない状態で、2人ともその場に硬直してしまった。

俺達が硬直していると、その子兎は俺達の横をすり抜けそのまま外へ逃げていってしまい、その後どうなったのかは解らない。
ちなみに、他にも数匹生き残っている兎がいたが、そいつらは巣穴の中へ避難していて助かったとい雰囲気で、「共食い」したような感じは無かった。

とりあえずその日はこれだけ、あとは親と学校の先生を呼んで殺された兎を埋葬したんだが、特にそれ以上代わったことは無く、親や先生は「野良猫にやられたんだろう」ということで片付けてしまった。

その日にこの事件に関係するかしないかよく解らない夢をみたんだが、今日は午後から講義があって時間が無いので、夜にでも書く事にします。
当時の状況を思い出しながら書いたんだが、なんか予想通りgdgdな文章になってしまったな…

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