美術大学の入試試験

661 :本当にあった怖い名無し:2008/10/28(火) 23:36:48 ID:URSMe+5B0
何年か前に予備校の先生から聞いた話。
その先生がとある美術大学の入試試験の試験官を頼まれたらしい。
試験内容は鉛筆デッサンと筆記テストで、先生はデッサンの試験の担当だった。
試験教室に受験生達が入ってくるのをながめていると、一人異様な雰囲気の人がいた。
やたらきっちりとした七三分けで銀縁メガネに、中学生か高校生の制服みたいなシャツを着た男だったそう。
(文章で見ると特に怖くはないかもしれないけど、先生が言うには本当に変なオーラが出てたらしい)
試験がはじまってから何十分かたって、急にその変な人が奇声を発して手に持っていた鉛筆を自分のお腹に
ドスドスドスッと突き刺し始めた。変な人が着てるシャツには血がにじんでいた。
他の受験生とモデルさん(人物画のデッサンだった)はみんな怯えて試験どころでは無くなってしまい、そこの教室で
試験を受けていた人たちは全員不合格になってしまったそう。

もっと気持ち悪いのは、その変な人の筆記テストの小論文の回答。
原稿用紙のマスいっぱいに

「僕は●●●●僕は●●●●僕は●●●●僕は●●●●僕は●●●●僕は●●●●
僕は●●●●僕は●●●●僕は●●●●僕は●●●●僕は●●●●僕は●●●●僕は●●●●
僕は●●●●僕は●●●●僕は●●●●僕は●●●●僕は●●●●僕は●●●●」

(●●●●は変な人のフルネームとします)
・・・・・・・と書いてあったらしい。

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