右の耳元

873 :(1/2):2008/08/13(水) 23:56:06 ID:1mPty5gwO
スレの空気は全く読まずに投下。携帯からスマソ。

今日は祖母、母、姉、私、妹の五人で六本木にある某美術館に行ってきたのですが、その往きの電車での出来事。
姉は後程合流だったので他の四人で電車に乗ったわけですが、最初は普通の横一列の席に座ってボックス席がちょうど空いたので移動したんです。
進行方向に背を向ける座席に妹と祖母、その正面に母と私という感じで座りました。

 ↑進行方向
  妹 祖母
窓|    |通路
  母  私

↑こんな感じで。(ずれてたらすみません)
暫く雑談していて私が何かを話し出した時にそれは起きました。

私の右の耳元で、女性の低い声で、

「ゔあ゙お゙お゙あ゙」

みたいな声が聞こえたんです。
びっくりして自分の右耳に触れてそれから通路を確認しますが勿論そんな近距離に誰かがいるわけもなく…。
母を見ればやはり何か訳知り顔で含み笑い。
問い質してみれば私達が座る前から女性の霊がちょうど私の右斜め後ろに俯いて立っていたそうです。
気付いてたなら言えよと怒る私、特に害はないから何も言わなかったと笑う母。
コノヤロウ。

ちょうど聞こえた瞬間にその女性が去っていったらしく、又、母もその声を聞いたらしいです。
母曰く「うちに帰らなきゃ」と言っていたらしい。

母は普通に笑ってましたが、いくら多少慣れてるとは言え、余りの声の近さに(直接耳に口をつけて話してる感じ)私は本当にびっくりしました。
暫くは右耳とその周辺だけが冷たく感じました。

因みにその女性は私の前にその席に座っていた方に憑いていたみたいなのですが、何故か置いていかれたようでした。

その後に乗り換えた電車にも別の方が乗っていたらしく、母が無言で席を変わってくれました。
その時は特に何かあったわけではないので割愛させて頂きます。

以上、自分的にはほんのり怖かった出来事でした。

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