文化住宅

47本当にあった怖い名無し2021/08/01(日) 04:19:38.14ID:5nV9BYaz0
これは自分が子供の頃の話で実際にあった話
多少フェイクは入れるが時期は昭和になる

特にオチもなく結構長いです
俺が人生で一番恐怖を感じた話を
ただ色々吐き出したくなったので投稿

俺が小学校の頃は文化住宅という2階建ての古いアパートのような住居が結構あった時代
俺の家の近所にも古い文化住宅があったんだ

始まりはその文化住宅の1階である日火事があった独居暮らしの爺さんが火の不始末で火事になり、その家の爺さんだけが亡くなった
爺さんの部屋だけは真っ黒に焦げてたが他の部屋や文化住宅は無事で他の住人はそのまま住み続けていた
爺さんの部屋も人が住める程度にはリフォームされたが新しい入居者は入らなかった

ある日俺の姉が友達と血相変えて走ってきたんだ
その火事のあった文化住宅には姉の友人(A)が住んで居て姉と友人(B)で遊びに行く予定だったらしい姉が
学校で用事が出来てBが先にAの家に行って後から姉が行くことになったらしい、姉が到着するとAの家は2階なのにBが1階でじっと立っている
しかも火事で亡くなった爺さんの部屋の前で
姉がBに「Aの家は2階だよ?何してるの?」
Bが姉に「分かってるけどこの部屋のお爺さんがずっと繰り返し、こんにちはって言い続けてて。。」と困ってたらしい。。Bは家が少し離れてて火事の事件は何も知らない
姉は爺さんの部屋の戸(引き戸)が何故か開いてるのにも驚いて、Bの腕を掴んで無我夢中で走って逃げたらしい。
姉は怖すぎて開いてるの戸の中は見ないようにして走ったと言っていた

48本当にあった怖い名無し2021/08/01(日) 04:20:43.57ID:5nV9BYaz0>>49>>50
その後なんだが
何故かその文化住宅の2階で首吊り自殺が3件も起こった、爺さんの部屋は1階だし爺さんが関係あるとも思えなかったけど真相は分からない
5年以内に爺さん焼死と首吊り3件が起こったんだ

首吊りが続いてる時にも姉の友人Bと同じようなことが起こった
近所のちょっと知的障害ある男の子(C)が居て当時は中学生くらいだったと思うんだけど
首吊りのあった部屋の前で1人で笑って喋ってるっていうのが連日あって近所で話題になってたらしい(母から俺と姉に説明があった)
俺の母がある日その文化住宅通る時にも首吊りのあった部屋の前で話してるCを見つけて声を掛けたらしい
母「Cくん此処で何してるの?」
C「ここのおっちゃんが話そうっていつも僕呼ばれるねん」
母はヤバいと思ってCの家に連絡してCは登校下校はCの親御さんが付き添うことになって文化住宅に来る事はなくなったらしい。
母いわくCの時は戸は閉まってたらしい。

さすがに首吊りが続いた後に入居者はほとんど引越し文化住宅は取り壊された
俺と姉は文化住宅がある土地に昔何かあったのかと図書館で調べてみたが特に何もなかった

その後に俺の家は離婚して母について行って遠い地に引っ越したんだ
そして30年以上経った現在に仕事の関係で子供の頃育った場所の近所に行くことになったんだ
凄い変わってて場所が合っているか不安になるレベルだった、でも幼馴染の家がまだ合ったりして場所は間違いなかった。
気になってた文化住宅の跡地にも行ったんだよ
取り壊された後は駐車場になってたんだけど
30年以上経った現在は建売住宅が文化住宅の周辺の土地に大量に建ってて
文化住宅の跡には2軒建ってた
本気でびっくりした
何もないんだろうかって見てて怖かった

大島●るであの文化住宅の事件載ってるか
その後調べたんだが載ってなかった

あんまり古いのは事故物件としてもデータがないんだろうな、
仮に家を買っても30年以上前にあった事件なんてきっと記録もないし何も知らずに暮らす事になるんだろうなって思うと凄い怖くなった

以上

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