うんていやってる人

417 :本当にあった怖い名無し:2008/08/04(月) 00:29:32 ID:/BIzL+h+0
一年前の話です。
俺は彼女と夜9時頃、神奈川の某街道を歩いていました。
歩いているうちに疲れてしまったのでどっかで休もうということで、
公園を探しました。
横道に入ると先の方に公園が見えます。薄暗く、真っ直ぐな細い横道でした。
公園は見えるのに歩いても歩いてもなかなか着かない。
そこで急に彼女が立ち止まり、「うんていやってる人が居る」と言いました。
俺は目が悪いので、はっきりとは見えませんでしたが人が居るというのは
何とか分かりました。
そうこうしてるうちに、公園に着きました。
小さな、古ぼけた公園でした。
あるのは、ベンチ、砂場、うんていぐらいだったかな。
俺がベンチに腰掛けようとしたとき、
彼女が「待って。さっきうんていやってた人が居ない」
と言い、俺はやっと気付きました。
さっきうんていやってた人が居ないんです。確かに人が居たはずなのに。
寒気がしました。
彼女は狂ったように「やばいやばいやばい・・・早く逃げないと」
と言い出し俺の手を引き、さっき公園が見えた場所まで走り出しました。
走ってる途中、
俺は振り返りましたが別に誰かが追いかけてくるわけでもなかった。
ものすごい速さで走ったのか、なかなか着かなかったさっきが嘘のように
あっという間に着きました。
息切れしながら彼女はまだ狂っていました。
「やばいやばいやばい・・・」という台詞が止まらないんです。
俺は返す言葉がなかった。
彼女は泣き出し、震えていて惨めな姿だった。
あまりに怖かったので俺も泣き出してしまった。

すると、突然彼女はこんなことを言った。
「あれ、うんていやってたんじゃなくて、首吊ってたんだよ」
鳥肌が止まらなかった。
もう帰りたくて仕方がなかった。
俺は彼女に「今日は、とりあえず帰ろう」と言いました。
すると、少しずつ彼女は正気を取り戻しました。
街道を歩き、駅を目指しました。
駅に着いて、家が別々の方向なのでそこで別れました。
最後手を振るとき、彼女が笑ってたので俺は少し安心しました。

家に帰り、携帯を見ると彼女からメールが届いてた。
内容は「遊び半分でタバコ吸う人嫌いなんだよね さっさとタバコ吸ったらいいよ」
でした。
意味が分からない。俺はタバコ吸わないし、そもそも文章が変。
友達に送ったはずのメールを俺に送っちゃったのかなと思い、
俺は「メール間違ってない?俺に届いてるよ」と返した。
すると、すぐ返事が来た。
「遊び半分でタバコ吸うなって言ってるでしょ 早くタバコ吸えよ」と。
すごく怖かった。意味が分からないし、いつもこんな口調じゃないのに。
また俺は返した。「俺に言ってるの?俺タバコ吸ってないよ どうしたの?」と。
するとまたすぐ返事が来た。
「お前やばいよ タバコも吸えないのか 死ね」と。

本当に意味が分からない。返事を返す気はもう無かったが心配なので、
「ホントどうしたの?変だよ。俺疲れてるし寝るよ。」と返した。
本当返事が早い。返事が来た。
「寝たまま死ね」と。
もう怖いなんてもんじゃない。電話しようかと思ったけど俺は風呂も入らず寝た。
目が覚めた。メールは来てない。
心配で仕方ないので彼女に電話をした。繋がらない。
電話中のときの音がする。メールをしてみた。
これも繋がらなかった。メールが送れないとセンターから返ってくる。
それから一週間、二週間、一ヶ月は電話、メールをしてみたが繋がりませんでした。
あれから一年。彼女はどうしたんでしょう・・・。
彼女の家の住所を知らないし、あの地域には行きたくもないので
それっきりです。

コピペとかではなく、俺の実話です。
震えながら書いたので文章おかしいと思います。
しかし、何だったのでしょうか。
霊だったのでしょうか?

全然ほんのりじゃないですね・・・w

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