煙突にバイバイ

597 :本当にあった怖い名無し:2008/07/06(日) 04:29:19 ID:XRJSK1lq0
そんな怖くないんでこっちに投稿するけど

自身の体験ね。
ガキの頃霊体験?したっきりの鈍感なんだけど。
ガキの頃確か3才の時かな?爺ちゃんが亡くなって火葬場に行った時
火葬場で爺ちゃん焼いてる時に待つの飽きて外に出て遊んでたみたいなんだよ。
自分にはおぼろげな記憶しかないんだけど
当時は煙を排出してたんだけど、煙突から出てくる煙が何故か紫色だったって
記憶しか自分はない。

それで、おやじとお袋と外に居たんだけど、俺が煙突にバイバイしてたみたい。
それでお袋が「どうしたの?」って聞いたら
俺が「いま爺ちゃんがお空にいて、バイバイしてる」って盛んに言って
ニコニコしてたんだと。
まったく記憶がないが、お袋が親族を呼んで来たんで外に出てきた親族が
みんな俺の奇行?を目撃してて今でもたまに言われるのよ。
初孫だったんですごく可愛がられたみたいで爺ちゃんは俺に会いに来たんだって言われてた。

それと、毎年盆の入りにオニヤンマが何故か家の中に入り込んで
送りの日になると居なくなるってのが何年か続いた。
その程度の経験しかない。

で、最近なんだけど
彼女が結構感が鋭いというか、見えるというかそういう体質なのね。
以前秋田連続児童殺人事件の1人目の事件報道の時
一緒にテレビ見てたら、いきなり「この人まだ何か隠してる。
この事件もっとひどいことになるよ」って言ってきたり(その後娘も殺してたことが判明)
いきなり朝、近所のパチやの端から4番目の台が出るから付き合ってって
連れてかれてほんとに出たり。(アクエリオンで28連しやがった)

自分は自力で見る・体験しないと信じないんだけど
2年前母方のひいばあちゃんが亡くなったんだよ。
102歳で大往生だったんだけど、ちょうど彼女の家に泊まってて
4月7日の22時くらいかな?実家から電話がありおおばあちゃん(ひいばあちゃんをこう呼んでた)
心臓が止まったらしいって連絡があった。
情報が錯綜してたんで待機してたんだけど、日付が変わって4月8日1時近くに
おおばあちゃんが亡くなったって連絡があった。

移動手段がないんで彼女ん家泊ってたら明け方に急に起こされて
「おばあちゃんが会いに来た」って言うんだよ。
半身半疑で聞いてると俺が『アンテナ』?になってて見つけられたとのこと。
話半分で聞いてると、実家の母親と妹にも会いたいんだけど見つからないっていうんで
親の携帯に電話したら既に田舎に移動中だった。
で、彼女いわく目の前にばあちゃんが座って俺に話しかけてるって言うんだ。
まったく俺わからないから「何を言ってるの?」って言ったら俺のガキの頃の話をする。
彼女の俺のガキの頃の話はしたことがないんで軽く驚いてると今度は
小学生の頃林間学校のお土産であげたキセルがまだ残っているから使ってほしいって言う。
俺自身も忘れてたからまた驚いた。
それでもどうしても俺がひいばあちゃんを解れないからって、じゃあおばあちゃんが一服したいから
体を貸してあげてって言い出した。
わけわからなかったけどいいよってうなずいたら、タバコ吸ってくれって。

それでタバコを吸ったんだけど、俺はLARKのメンソール1mm・彼女はルーシア5mm。
つまりメンソールタバコしか家にないわけ。なのに味は普通のマイセンの味がした。
その時ばあちゃんが本当に死んじゃったんだって感じて涙がボロボロ出てきた。
そんで、彼女がもうひいおばあちゃん帰るっていうから聞こえるかわからないけど今日会いに行くからね
って言ったんだ。

そしたら、しばらくしてばあちゃん戻ったら自分が居ないって言ってるって言い出した。
頭ン中???になったんだけど、もう田舎ついたかと思って親に電話してみたら
遺体はすでに病院から家に戻されてた。
彼女を通して伝えてもらったんだけど、そうしたら今度は病院か爺婆の家までの様子を話しだした。
「おばあちゃん今橋渡ってる」「橋渡ったところで信号待ちしてる」って田舎行ったことないのに
地形まで言い当ててくる。で、今度は「おばあちゃんと一緒に猫がいっぱいついてきてるけど何?」
って言い出した。 

爺婆ん家では昔から猫飼ってたんだけど長年延べ20匹は飼ってたんだよ。
で、さりげなくどんな猫かって聞いたら「種類はわからないけどすらっとしてて、うす灰色の猫が一杯で
白いもこもこの猫が1匹。あとクロネコが1匹って言う。
飼ってたのシャム猫がほとんどで雑種の長毛の白ネコ1匹いたんだよ~(T_T)
でもクロネコは飼ってた事がない。少なくとも俺の知ってる20数年は。
で、延々と病院から爺婆家までの道のりを実況してくれて気づいたら始発の時間。
「ばあちゃんはいい顔で待ってるから」って送り出されていざ田舎へ。

田舎についたのが11時過ぎだったかな?ついたらさっそくひいばあちゃんと対面した。
すごくちっちゃくなっててでも普段みたいに寝てるような感じで安置されていた。大往生でした。
ホントは生きてるんじゃないかって思ってひいばあちゃんのほっぺプニプニしてみたら冷たくて悲しくなった。

ひいばあちゃんはまだいるから話しかければ聞こえるって言われてたからばあちゃんにいろいろ話しかけてたら
彼女から電話があって、「白髪まじりの中年~壮年の男性から貰った手紙を大事に取ってあって
それを一緒に持っていきたいって言ってる」って言うんだ。
もう、ほぼ彼女の言うこと信じてたんだけど、聞いてみたらひいばあちゃんの旦那は関東大震災前に死んでて
その後娘(婆ちゃんのこと)の結婚後は再婚もせずに居たからそんな手紙はあるはずないと言う。
ただ、信じてたんで一応ひいばあちゃんの戸棚を探してみたら手紙が出てきた。
百歳のお祝いに小泉元首相から贈られた手紙だった。これは親族びっくりした。

その後はばあちゃんをお寺に運んだり通夜の準備だったりと忙しかった。
こんだけ当てられたら(本人いわく”見えてる事”を伝えただけだから当てたわけではないとの事)

大して怖くないよね。
長文スマソ

613 :本当にあった怖い名無し:2008/07/06(日) 12:21:13 ID:XRJSK1lq0
>>611-612
ありがとう。
わが身で経験したんで書き込んでみたんだよ。

ちなみにその後、いない筈のクロネコの詳細が判明。
クロネコの特徴ばあちゃんに話したら子猫で死んだ猫だった。
なんか首が右向きすぎで物凄く怒ってるっていったら
もしかして・・・って話してくれたんだが
子猫の時に裏の親父に縊り殺された子がいたんだって。

黒いのはネコじゃなくて猫が半ば怨霊化してて黒く大きく見えたっぽい。
で、殺した親父は腹の中が黒くなるかなんかして何時か苦しんで死ぬと
もう、この猫も親父が死ぬまで完全にきれいな身体にはならないと
珍しくキツイ口調で彼女言ってた。

そのオヤジ、鳥○って焼き鳥やなんだけど
現在がんで、もう帰宅治療中。肌も浅黒くなっちゃって
いつまでもつかって状態だった。こわ。

人も動物も恨みは怖いわ。

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