旦那と二人で歩いていると

169 :本当にあった怖い名無し:2008/02/07(木) 23:26:06 ID:2XWmusAN0

川原を旦那と二人で歩いていると、見知らぬ人たちがBBQをしていた
「君達も一緒に食べないか?」と聞かれたが、
何故か私にはそれが人肉と思えて、「先を急ぐので遠慮します」と答え
旦那の手を引いて、急いで歩き出した

しばらく歩いて振り向くと、さっきの見知らぬ人たちが後をつけていた
走って逃げようとした時に、旦那が「川から離れ、山に入ろうと」言った
しかし、私は「そこはダメ!鬼がいる。そこに行ってしまったら
私達まで鬼になってしまう!」
と叫んで目が覚めた

そこで目に入ってきたのは、大きな真っ黒な鬼のような顔
目と口はさらに黒く、窓からもれる街灯が黒さを引き立てていた

思わず、隣で寝ている旦那の手を握り目を瞑った
瞬間、旦那がお経を唱えなじめた
旦那のお経が終わるまでの間「くるな!消えろ!」と震えながら念じていた

しばらくすると、ふっと空気が軽くなりお経も止まったので
旦那に声をかけてみた。
「ねぇ、見た?」
「うん。金縛りで目が覚めたらいた。手を握ってくれたので
金縛りが解けて、読経することができた」と

未だにアレが何だったのかは分かりませんが、
夫婦で経験したほんのり怖い話でした。

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