出るスポット
616 :本当にあった怖い名無し:2007/12/06(木) 12:00:24 ID:xrdM3OIJ0
オレの友達(♀)の友達A子(やっぱり♀)の話なんだけど、ある場所にいわゆる「出る
スポット」があって、どういうのかっていうと、近づいてくるバイクがあるとそこにある
電話ボックスから若い女の子の霊が出てきてバイクのくる方を人待ち顔で見るんだって。
そこではかつて彼氏のバイクに2ケツしていて転倒、彼女の方だけが死んじゃったという事故があって、彼女の霊はバイクの音がすると彼氏が迎えに来てくれたかと思って車道際
まで出てくるんだ、とのこと。
友達とA子は、A子の原チャリでそこへ行ってみることにしたそうだ(原チャで2ケツはダメだけど)。
時間はもう夜で完全に暗くなっていた。
現場付近はポツリポツリとしか交通量がないような寂しい道路で、そこをバイクで進んでいくと、いよいよ現場とおぼしきところが遠目に見えるところにさしかかった。
すると、そこにはたしかに電話ボックスがある。
その時点で当然友達は怖く感じた
のだが、バイクは進む。
そしていよいよ電話ボックスまである程度近づくと、友達の目に電話ボックスからスーッと抜け出るように出てくる若い子の姿が映った。
その子は全体的に半透明のようなややおぼろげな感じだったが、たしかに噂通り電話ボックスから車道のそばまで出てくると、背伸びをするように自分達の方を見ている!
その光景は運転するA子にも見えていたようで、言葉こそ発しないがその背中のこわばりは友達にもはっきり伝わった。
友達はさすがにヤバイと感じ、「A子!Uターンして!Uターン!!」とA子の肩を必死にたたき叫んだ。
友達の迫力に、A子も我に返ったように急ブレーキをかけ、急いでバイクを切り返すと今来た道を猛ダッシュで引き返す。
友達は恐る恐る振り返ってみた。女の子の霊はまださっきの車道際にいてこちらを見ていたが、バイクが道路に沿って曲がるにしたがい見えなくなった。
その後、友達はそのまま家まで送ってもらったそうだ。
そして先ほどの恐怖をひきずったまま2時間前後落ち着かない時間を過ごした。
ようやく気持ちも落ち着いた頃、彼女の携帯が電話の着信を告げた。発信元をみるとA子だ。
友達は迷わず通話ボタンを押す。
「もしもしA子!?大丈夫だった!?」
「うん大丈夫。だいぶ前に私も家に着いたよ。」
「ならよかったー。しっかしマジで出たよね!?」
「うんあれはマジでしょ」
といった感じでやりとりした後、A子の声のトーンがやや不安げになり、言った。
「実は帰ってきてからもちょっとコワイことがあってさー・・・」
「エッ?なに?」友達は聞き返した。
「帰ってきて部屋にいたらね、外の(鉄製の)階段をタンタンタンって上がってくる足音がしてね、私の部屋のドアの前で『Aちゃん。Aちゃん・・・!』って呼ぶ声がするの。
最初あんたが結局こっちに来たのかとも思ったんだけど、友達にも家族にも私を『Aちゃん』って呼ぶ人っていないんだよ。
みんな『A子』って呼ぶもん。
だから私、怖くて無視してたの。
そうしたら今度、ドアノブをガチャガチャしだしたの!もう超コワくてさ~・・・」
結局その後声も物音もしなくなり、A子の身にも何も起こらなかったそうです。

