操縦士

367 :本当にあった怖い名無し:2007/11/27(火) 14:11:42 ID:qlFdFpIA0
山火事が発生したときに、ある雑誌社のカメラマンが編集長に写真を撮ってくるよう命ぜられた。
「飛行場にヘリコプターを用意しておいたから、行ってそのまま乗るだけでよい。
迫力のある写真を頼むぞ」と言われた。
そこではりきったカメラマンは空港へすっ飛んで行き、止まっていたヘリコプターに飛び乗り、「すぐ出発」と告げた。
すると操縦士は、自信なさそうにギクシャクと発進させた。
カメラ「じゃあ、あの山火事の方へ行って」
操縦士「はい」
カメラ「それじゃ、右に旋回」
操縦士「はい」
カメラ「ダメだよ。もっと近づかないと」
操縦士「だって、恐いんです。いきなりそんなこと、出来ませんよ…」
カメラ「何言っているんだい。君、いいかい? 僕はカメラマンなんだよ。
迫力のある写真を撮らないといけないんだ!」
操縦士「えっ!?…あなたはインストラクター(教官)じゃないんですか?」

ふたり「・・・・・・・・・」

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