襖が最後まで閉まってないと

27 :本当にあった怖い名無し:2007/11/08(木) 00:46:14 ID:nGipxCIK0
去年、風邪で学校を休んだ時のこと。うつらうつらとしながら時計を見たら11時半だった。
「もうすぐ昼か~」とか思いながらも、もう一度眼を閉じた。ちなみに私の家は玄関とか洗面所以外の扉は殆ど襖なんだけど、
私は昔から自分の部屋の襖が最後まで閉まってないと寝れないタイプだった。
朦朧と朦朧とした意識の中で襖を確認したら、しっかりと閉じてあったので安心してもう一度眠った。

熱のせいなのか、重ね着をした上に厚い布団で寝てたせいなのか少し布団がはだけていたんだけど、
不意に誰かが布団を私にかけ直した。私はきっと仕事から帰ったきた父がかけてくれたんだろうな~とか
思いながら意識を手放した。

次に起きた時は2時を回ったところで、襖を見たら少し開いてた。だから、
「あぁ、やっぱり父が布団をかけ直してくれたんだ」
と思ってたら一階の玄関の方から
「ただいま~」って間抜けな声が。

父に「いつ帰ってきたの?」と聞いたら
「今帰ってきたところだよ。おでん買ってきたから食べよう」って。
一体、誰が布団をかけてくれたんだろう?

いいやつもいるもんだ、と思ったよ。
でもよくよく考えたら私が一度目を覚ました時は襖は閉まってた。
でも布団がかけ直された後にもう一度目を覚ました時は襖は開いていた…。

ってことは、ずっと私の部屋にいたんだ。守護霊か何かかな?

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