ラブホテルでの出来事

946 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・[sage] 投稿日:03/03/08(土) 06:30
私が学生のころ、当時付き合っていた彼と
面白半分で地元で有名な心霊スポットにいきました
そこは当時まだ営業を続けていたラブホテルでした
昔そこに宿泊したカップルが喧嘩をして
それが2人の無理心中事件に発展したという噂の場所でした
まあ若干古い感じのホテルだったので価格は安く
中は地味だけどこぎれいに清掃されていると感じました

私たちは一通り部屋をみてまわると
いつものようにエッチをはじめました
そのとき私はなんだか噂の場所でしているのが変に興奮して
恥ずかしいのですがとても高揚したのを覚えています
彼もそんな私を言葉で弄んでいましたけどやっぱり普段とは違う様子でした
正直いうといままでのエッチの中でもかなり気持ちよかったです
私は彼よりも先に気をやってしまったのですが
それでもやめてくれないので意識が朦朧として
何度も途切れていました
そのうちふいに彼が声をあげて果てたのがわかりました
けれどその時わたしは全身が凍りつくような感覚に襲われました

その時の感触で気づいたのですが
彼はいつのまにか避妊具をはずしていたのです
だめ出さないで
と言ったのですが彼の反応がないのです
止まらずに脈打つのを感じましたが
呼びかけて私は異常に気づきました
ドクドクと本来なら数回でおわる営みが
いつまでも私の中に響いているのです
妊娠してしまう!!
咄嗟に彼を引き剥がそうとしましたが
彼は離れてはくれませんでした
その間にもドクドクと私の中に注がれている感触で
私は全身の水分が冷や汗になっていくような感覚に襲われていました

その時わたしは上体を起こして彼をみたのですが
彼は生気のない顔でうつむき
うっすらと笑っているようでした
わたしは自分の恋人とは別人だと直感で感じました
思い切って突き飛ばすと
無我夢中で動転してわたしは掻きだそうとして
その部分をみて悲鳴をあげて気を失ってしまったようです

気がつくと彼が
本物の彼がわたしを看病してくれていました
例のホテルのベッドの上で着るものもつけないままでした
しかしわたしの体に異変はありませんでした
あれほどの精子を注がれていたら溢れてしまったと思いますが
まるで痕跡がないのです

わたしはものすごい恐怖で震えてしまって
ろくに言葉も話せませんでしたが
なんとか彼にチェックアウトしたいことを伝えて
自宅へそのまま送ってもらいました
帰りも、そして帰ったあともわたしはあの光景が目に焼きついて離れませんでした
あの時気を失う間際
わたしの足の間に見たのは真っ黒な肉の塊でした
わたしに注がれていたのは精子ではなくて血のようなものだったのです

後日わたしは知人に詳しくホテルのことをききました
そこの噂は悪意に満ちたイタズラも含め諸説あったようですが
無理心中をしたカップルは学生だったそうで
女の人が妊娠してしまったことをきっかけとして
無理心中をしたという噂があったそうです
わたしはそれをきいてゾッとしました
つまりあのホテルで命を絶ったのは2人ではなく
"3人"だったのです


これは私と旦那の唯一の恐怖体験です
その次の年
わたしたちは妊娠を期に結婚しました
この子がその時できてしまった子なのかわかりませんが
わたしたちはいまは幸せに暮らしています

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