汗かき

306 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・[] 投稿日:03/03/03(月) 19:36
ツレのツレのFの話。つまりマタ聞き。
Fは超零細企業の営業担当だった。
営業っつても背広ではなく作業着で回る。
だから、出退社の時、ロッカー室で着替える。
Fの入った時期、営業はF込み3人だった。
先輩1はキビキビ厳しい角刈り三十才くらい。
先輩2はオドオド汗かきな小デブ。
小デブはミスが多く、角刈りに頼り切ってた。
たまに新人のFにミスを指摘され、小デブは汗タラーリ。
F調子に乗って角刈りに小デブの悪口をポロリ。
角刈りは怒って「お前はチャンと自分の仕事しとけ。」
でも(何気にキツイなー)とFは思った。
Fが風邪で休んだ明くる日、小デブが会社を辞めた。
事務のおばちゃんに聞いたFは角刈りに質問。
何で辞めた?角刈りは一言「知らん」ムスッ。
数日後、小デブの使ってたロッカーから物音が・・・
Fが開けようとすると、角刈りが禁止「触るな」
Fがロッカーで着替える時はいつもゴソゴソ。
おばちゃんが掃除で入った時はシーン。
やがて小デブの自殺発覚。Fガクブル。角刈り無表情。
同じ日、営業に新戦力の加入が決定した。
小デブのロッカーを再使用。整理役はFに。
ビビリながらOPEN。中には作業着だけ。別に普通。
ちょっと饐えた臭いの作業着を取り出すF。
(え・・汗?)背中の部分がじっとり濡れていた。

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