奇行

622 :本当にあった怖い名無し:2007/09/05(水) 01:27:51 ID:m6wUQmjc0
つい最近体験した話
俺の近所に住んでいる、おばさん(50代前半くらい、独り者)は変わり者で有名だった。
俺自身も、その人がよく深夜一人でふらふら出歩いてるのを目撃するので、気味悪く感じていた。
8月くらいからか、その人に奇行が目立つようになった。
髪はぼさぼさ、白い(というか黄ばんだ)ランニングと短パン姿。
木刀を片手に何かぶつぶつ言いながら自分の家の周りをぐるぐる回ったり
コーヒーの空き缶を拾ってきては塀とか玄関とかに積み立ててみたりと、とにかく尋常ではなかった。
で、8月も下旬、だいぶ涼しくなってきた時のこと。
夜10時くらい、リビングでお袋と親父の三人で、ビールを飲みながらくつろいでたとき、
いきなり網戸をガシャガシャ揺する音が。びっくりして外を見ると、あのおばさんが。
コンビニのビニール袋を片手に持ちながら
「言われた通り、コーヒー買って来ましたよ。へへへ・・・」
完全に目が逝ってた。
三人とも青くなって固まってたら、おばさん、ビニール袋を庭に置いて帰ってた。
あれから数日は恐怖でろくに眠れなかった。
おばさんが近くの駐車場の車を木刀で滅多打ちにして捕まるまでは。

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