覗き窓

555 :本当にあった怖い名無し:2007/08/31(金) 20:45:25 ID:jsevxios0
553読んで、ふと以前読んだ怪談話思い出した。いや、たしか一応体験談だか
ノンフィクションってふれ込みの話だったと思うけど。

確か、舞台はアメリカ。警察内の留置所の話で、刑務所ではなかったと思う。
そこでは、いわゆる「牢屋」の造りが少し変わっていて、普通の通路に面した
壁は天井から床まで一面の格子、その反対側はコンクリだけど覗き窓がついている。
覗き窓のある壁の向こうは監視者のみが使う狭い通路になっていて、定期的に
覗き窓からも収監されている人間の様子を見ることになっている。

んで、よく殺人で収監されてきた人間が錯乱するわけだね。その小さな覗き窓から、
己が手にかけた被害者が睨む、と。もちろん、その覗き穴から見るのは監視する役目の
人間のみ、専用の通路だからそうそう簡単に部外者が入り込むことはできない。
…おもむろに一面の格子の向こうに立たれるより、余程恨みが深そうで、おっかない
構図だと思た。
ちなみに、部外者が侵入しているのではという話になって、その専用通路にも監視カメラを
つけてみたそうだが、当然の如く生身の正規の監視役以外は一切映らなかったそうだ。
ターゲット以外には姿を見せない人たちばかりだったんだな、と。

イマイチうろ覚えなので、元の話と違っていたらごめんね。

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