622 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/04/15 21:21
この前、夢を見た。今から考えれば、想像すれば有り得ない光景ばかりだが
夢の中では自然に感じていた。事実を思い出せる限り忠実に書く。

自分はある寺にいた。廊下だった。といっても、左右を壁に囲まれて立体迷路の
中にいるようだった。壁は白く、照明のせいで少しオレンジがかっていた。
自分は数人と一緒に歩いていた。所々に曲がり角があり、そこに仏壇がある。
先頭には和尚がいた。そして仏壇に着く度に蝋燭に火をつけて供えていた。
不意に何故か嫌な予感がした。だが気にせず先に進んだ。
しばらくして、嫌な予感はだんだん強くなった。
そして遂に頂点に達した。
自分はいきなり一つ前の仏壇に一人引き返した。和尚も一緒だった。
蝋燭からは火が辺りに飛び移ってほとばしっている。
恐怖は頂点に近かった。
ちょうどスチールウールを酸素を詰めた瓶の中で燃やした感じだ。
壁にも引火しそうだったので慌てて手で覆って火を消す。
後から考えれば自然だが、もちろん夢の中なので熱さや痛覚はない。
和尚が緊迫した様子で声を半ば荒げて言った。「すごい呪いです」
ふいに仏壇の方から誰かの声がした。「君のコアが見えるよ」
夢の中なのに寒気がした。ジェットコースターで坂道を急に下る感じだ。
そして意識が遠のいていく。「とりつかれるのか!?」
寒気はどんどん強くなる。意識はどんどん遠のく。恐怖は更に強まる。
自分はただ自我を強く保つよう念じた。
やばい。そう思った瞬間、目が覚めた。時計を見たら18時ぐらいだったように思う。

書いてから気付いた。我ながら電波だ。因みに自分はこれまで霊体験はない。

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