夢の話

392 : 本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2006/12/31(日) 00:18:37 ID:gd1C0RgUO [1/2回(携帯)]


夢の話がほとんどなので嫌いな人はスルーして下さい

気がつくと古いお堂の中みたいな所に私は居ました。
下は畳で前にはよくわからない仏像が一体
12歳位の日本人形のような格好をした女の子が1人座りこんで此方を見ていました

この時に夢である事は違和感で解っていたんですが
何故か夢の中では人格が独立しているみたいで思い通りには体が動いてくれませんでした

体がキョロキョロしている間に小女がこちらにやって来てつけてくれというようなジェスチャーをすると

マッチ箱がいつの間にか私の手の中に…
中を開けるとほとんど赤い部分がとれているボロボロのマッチが12,3本ほど入っていました

夢の中の自分は別に断る理由がないと判断したのか、言われるままにマッチを一本手に取ってつけようとしました
しかし、赤い部分が少なすぎて直ぐに只の木の棒になってしまいました
同じように2本3本4本5本…とするんですがぜんぜん火がつく気配がありません

思わず「ぜんぜんつかへんなぁ~」と口に出すと
少女の形相が急に変わって「つけてよ!!」と金切り声で叫び出します

慌てて7・8・9・10とするんですが相変わらず煙すらたちません
11本目を取り出した時でしょうか…少女がいた辺りから
『早くつけろぉ~!!』
と合成音声みたいな叫び声が響きわたります
何とか踏み止まれたようでそっちの方は見ませんでしたが
恐怖なんて言葉では言いくるめられないような感じが襲いかかってきて夢の中の自分も自分自身も動く事ができません
それでもマッチをつけないとそのまま殺されてしまいそうだったので必死でマッチをつけようとするのですが

やはり11・12本目も空振りしてしまい、とうとう最後の一本になってしまいました

これをミスれば自分の命はありません。そんな事言われなくとも空気で解ります

ガタガタ震える手を最後の一本に手を伸ばして掴んだ瞬間、ようやく目が覚めました…

体全身が痺れ、鼻血が出ていて、首には延長コードやケータイの充電コード・イヤホンのコードなど近くにあった紐状の物が絡み付いた状態でしたが…

もし13本目を失敗していたらどうなったんでしょうか…
今考えても恐ろしいです

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