親戚が集結した日

290 :本当にあった怖い名無し:2007/02/04(日) 23:25:08 ID:BIfBtuGe0

なんつーか心地よい雰囲気のスレですね。
しょーもない話なんですけど、一つ。

私が6歳くらいのときに親戚が集結した日があったんです。
大人は全員で昼から宴会としゃれこんでいて、
子供は住んでる場所が近いいくつかのグループで気ままに遊んでいたんです。
私らのグループは大人の隣で絵を描いて遊んでいました。
話した事はあるが名前は知らない別のグループは外で遊んでいました。
また別の、話した事も無く名前も知らないグループは応接間にこもって何かをしていました。
祖父に言われて酒を取りに台所に行く途中、応接間を少し覗いてみると
カーテンを閉め切った薄暗い部屋で3~4人がファミコンをしていたんです。
テレビには茶色い墓のようなものが映っていて、よく見ると誰もコントローラーを握らずに
テレビを見つめているだけだったんです。(茶色い墓については今思い返すと「ゲゲゲの鬼太郎」だったような)
気味が悪くてすぐにドアを閉め、みんなの所に戻りました。

「ファミコン」という認識ができたのは、大人になった私が過去を思い返しているからです。
何故あの時なんの違和感も無くファミコンを「見れた」のでしょうか。

当時、まだファミコンなんて無かったのに。

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