ヒステリックブルー

679 :本当にあった怖い名無し:2011/05/06(金) 00:34:34.97 ID:EdWpbP0M0

当時、あるリゾートホテルで住み込みのバイトをしてたときの話。
そのホテルがある山が昔の一部の人は「化け物山」と呼んでいたらしい。

「化け物山」と言うと怖そうだけど、実際に俺が体験したのは足音を聞いたり
人影を見たぐらいで今までも経験があったから気にもしないでいた。

そのホテルの寮に住み込んでいたのだが、俺は一人じゃないと眠れない体質だったから
他のバイトに人気のない(部屋が狭い)個室を借りていたのね。

それと、リゾートなどの住み込みとかした人なら分かるかもしれないけど
手癖の悪い奴がいるときがある。大事にしてた腕時計も盗まれたな・・。
そんな経験があったので鍵は必ずしていた。

で、忙しいシーズンも終わってある日、その寮には俺しか泊まらない日があった。
そんな日に限って深夜に廊下で足音が聞こえてきた。

普段であれば気にしないが、事前に寮の使用者が俺だけの日と聞いていたので
さすがに少し気持ち悪いが泥棒とかの可能性もあるので確認してみた。

結果は誰もいない。玄関の鍵を確認して部屋に戻り部屋の鍵も閉めて携帯と鉄アレイを
枕元に置いて電気を付けたまま寝ることにした。

その後も廊下で足跡は聞こえる。ついでに天井(つまり屋根を歩いてる?)からも足音
が聞こえ始める。以前にも聞こえていたので気にしてもしょうがないので就寝。

で、朝起きると部屋のドアが開いていた。鍵も就寝前に確かに確認したのに
???の状態だった。玄関の鍵を確認するとそちらは閉まっていた。

他の寮の使用者に確認したがやはりその日の宿泊者は俺だけだった。
俺が寝ぼけて開けた可能性もあるかもしれない。(でもそんな経験は今までない)

もし幽霊がドアの鍵を外してドアを開けっ放しにした可能性もあるかな?という結論にしたけど
その当時は幽霊が物質を動かせるとは思っていなかったので不思議に思った話でした。

予想以上の長文になって申し訳ないです

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