迷子になった時の話

671 :迷子になった時の話1:2006/10/28(土) 20:40:41 ID:yXU0m4tAO

携帯から失礼します。
私が、小学1年生の時の話です。
友達と下校の時、いつもと違う道から帰り、迷子になってしまいました。
日が落ちはじめ、不安になったきた頃、ひらけた場所にでました。
一面の田んぼの向こうには、見知った場所が見え、『あそこまで行けば、家への道がわかる』と思い、少し不安が和らきました。
辺りを見回すと、近くに道がなかったので(←子供目線ですから。後日見たら舗装された道がありました。)『田んぼを突っ切ろう』と、田んぼの仕切り(??)の部分を歩くことに。
田んぼは、苗を植えたばかりの、薄く水をはった状態。
仕切りは少し高く土を盛っているが、歩く度に足が沈みます。
『歩きづらいな・・・』

田んぼゾーンを半分位歩いたでしょうか。
ふと、私たちは同時に足を止め、辺りを見ました。
ゆっくりと広がる視界。見渡すかぎり一面の田んぼ。
その水面には、たくさんの蛇が・・・。
10や20でなかったです。
水面を走るように、たくさんの蛇がわらわらと。
あの時点まで気づかなかったのが、不思議です。『家に帰りたい』しか頭になかったんでしょうね。
後は泣きながら、家に帰りました。
親にも学校の先生にも叱られましたが、病院にはいった記憶がないので、かまれずすんだのでしょう。
20年以上前の、田舎の話です。
文章力がないので、あまりこわくないですが・・・。

前の話へ

次の話へ