タイのバンコクへ旅行に言った時の話

608 :本当にあった怖い名無し:2006/10/25(水) 18:20:38 ID:Z5EmjBc70

読みにくいかと思いますが今日の放課後図書室で
仲のいい先生から聞いた話です。

ひょんなことから先生がタイのバンコクへ旅行に言った時の話していました。


先生「・・・それで、タクシーに乗ったら降ろしてもらえなくてな
日本で言うヤーさんみたいなのがたむろしてる宝石店に何店か連れて行かれて
ついに俺の連れが切れて『料金の五倍払うから降ろせ!!』
って言ったんだが何も反応しないまま車を走らせるんだよ
これはヤバイと思って連れと顔見合わせて、
タイのタクシーってのは屋根の無い物だったから
赤信号で止まった時にタクシーから飛び出たんだ」
私「こわいなー・・・もうタイ行けなくなっちゃったじゃないっすか」
先「もっと行きたくなくなる話してやろうか?」

先「外にテーブルと椅子置いただけの食事するところがあって
夕方そこに食べに行ったとき
暗がりになんかピクリとも動かない大きな置物と
その置物の前に置かれた空き缶に気付いてな
『あれ、なんだこれは』ってちょいと覗いてみたんだよ
そうしたらビックリした・・・何があったと思う?」

先生の話しぶりからすでに先を予想していた私(絶対に達磨の話だと思た)。

私「知ってる、それ達磨の話ですよね?」
先「達磨?」
私(あれ違うのか?)
「・・・いや、なんでもない、続けて続けて」

先「そうしたら腕と足を切り取られた女性だったんだよ」
私「なんだ、やっぱ達磨じゃないですか」
先「なに?達磨って言うの?・・・ああ、確かに・・・だが酷い呼び方だな」
私「・・・都市伝説で、拉致られた日本人だとか」
先「俺が見たのは、ちゃんとタイの人なんだと
田舎から誘拐されて若いうちは売春をやらされていたようだが
年をとってしまったら手足を切られてタイのマフィアかなんかのでかいグループが管理してるんだ
可哀想だぞ、飯は食わせて貰ってるんだろうが顔が真っ黒で、
夕方空き缶と一緒に道に置かれれば観光客の入れた金と一緒に回収されていく」
私「・・・えーと、やっぱ作り話じゃないんですよね?」
先「当たり前だよ、彼女達はどんな気持ちで生きてるんだろな」

もう出尽くしただろう達磨話ですが、真実味(つかきっと事実)があって
私は怖かったですね。
これから先タイには行けそうもありません。
物陰に置かれた彼女達を見てしまいそうだから。

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