空き部屋

555 :本当にあった怖い名無し:2006/09/10(日) 23:36:53 ID:IL2PwKbj0

6、7年前の会社の寮での話

寮の2階には空き部屋があった
ある暑い夏の夜、同僚と2人でそこの板の間に寝ることにした
同僚は入ってすぐのリビング、俺は奥の洋室にした

うとうとし始めたら金縛りにあい、声も出せず目も開けられずにもがいていた
すると複数の小さい手が俺の体を撫で始めた
見えないけどそういう感覚があった
頭から足先までナデナデナデナデ・・・・・

恐怖のどん底になって必死に逃げようとも体が言うことを利かない
ほんの2、3分のことだったと思うがすごく長く感じた
やっとの思いで金縛りから開放されて同僚をたたき起こした

「つい今しがた金縛りにあった!小さい手がいっぱい俺の体を触ってきたよ!」
血相を変えてしゃべる俺に言った同僚の言葉がさらに恐怖に陥れた
「ああ、さっきリビングから洋間のほうへ子供が走る足音がしたけどそれやったんやな」
「!!!!!!!」
「なんか苦しそうにしてたから大丈夫かーって声かけようとしたけど全然体が動かんかった
あれが金縛りっちゅうやつか。初めて経験したわ」

ここは出る!!!
すぐに自分の部屋に戻りました
その部屋では2度と寝てません

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