さようなら

930 :本当にあった怖い名無し:2006/08/22(火) 22:28:27 ID:bGCWynRt0

20年位昔ボンボンコミックで怖い話が載っていた、その中の話で一つ

昔小学生だった私がとても広い空き地の広場で遊んでいました。他にも子供が五、六人いてサッカーをして遊んでいたのですが
暗くなってきたので皆帰っていき私だけで一人遅くまで遊んでいました。
しかし段々周りが暗くなってきたので帰ろうとした所どこからか小声で声が聞こえてきました。

  さようなら

私はまだ誰か残っているのかなあと周りを見渡したのですが誰もいません・・・・・・
周りが少し暗いといっても誰かいれば必ずわかるはずでした、広場の中央なので人が隠れる場所などありません。
おかしいなあ・・・・・と思ってその日は帰りました。

次の日、今日もサッカーをしようとその空き地に行ったのですがその空き地は
工事をされていました。何でもマンションが建つらしく工事をしているとの事・・・・・・

私は思ったのですがあの声は一体誰の声だったのか・・・・・・・もしかしたらこの空き地が
今まで遊んでくれた最後の子供の私にさようならを言ったのではないのかと・・・・・今ではそう思えてしかたありません・・・・


別に幽霊というわけでもなく何かが出てきたというわけでもない良い話に思えるのだが
この話思い出すとなぜが鳥肌が立つほど薄気味悪い感じがする・・・・俺にとって今までで一番怖い話だ・・・・

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