お兄ちゃんがね~いるの

406 名前:本当にあった怖い名無し :2006/06/05(月) 03:39:51 ID:8RLTteP5O

俺のねーちゃんの話

当時姉は、某貸家の四階に娘(二歳)と、息子(七歳)と三人で暮らしていた
ある日、姉が娘をひどく叱ったらしい(ネグレクトの為、二歳の子でも容赦なくなぐっていた)
そして娘を隣のベランダのある部屋に放り出し、息子と二人でテレビをみていた。
すると、娘のいる部屋から笑い声としゃべっている様子が伺えた。一人遊びでも始めたと思って放っておいたら
「ママ~、お兄ちゃんがね~いるの。」
と話し掛けてきた。
息子は隣にずっといた。
「どこに?」と聞くと「あのね~、あっち~」
そういうと、ベランダの方を小さな手で指差した。
子供の戯言だと思い「ふーん。」と流した
するとまたベランダの近くに行きまるで相手がいるかのように遊びだしたらしい。
少しするとまた「ママ~、お兄ちゃんがね~、痛い痛いしてるの。」と言って悲しそうな顔をした。
「痛いって?」と問うと「頭がね~、痛い痛いの。ちっち(血)なの」
少し気味悪くなり、ベランダの扉を閉め三人でテレビをみていた。
するとまた娘が
「ママ~、お兄ちゃん怒ってるの!怖いの!怖いの!」と怯え、泣きだした。
さすがに怖くなり、姉が「もお遊べないから帰ってください。」
とベランダに向かって叫んだらしい。
すると娘が次第に泣き止み「まだお兄ちゃんいる?」と聞いたら「いないの~。」と言っておとなしくなったらしい。

俺はこの話聞いたとき正直びびった。
姉は子供を三人程堕ろしていて、水子供養などもしていない。
関係があるかは定かではないが気分は良くない。
そんな話です。

前の話へ

次の話へ