58:本当にあった怖い名無し 2009/02/02(月) 00:00:10
それじゃあ、煽っちまったおわびに一つ。一応実体験?な話。
まぁ、暇つぶし程度にどーぞ。ちなみにオチらしいオチはないから

ときどき夢の中で自分が自殺するときがある。
何の脈絡もなく急にそんな夢を見るから起きると気分が落ち込む。
この前のことだが、実家の庭で自分がチェーンソーで何かをしようとしている夢をみた。
初めは第三者の視点としてみていたものだったのだが、
後ろから自分に近づく内にいつの間にか視点が本来の自分のものに切り替わっていた。
その瞬間だった。
急にチェーンソーが作動し俺の首を削っていく。
夢とは思えないリアルさで(とは言ってもリアルでそんなこと経験無いからやはり想像なのだが)血があふれ出ていた。
想像していたよりも勢いよく吹き出すのではなく、ゴボゴボと気泡が混ざった感じの血が首の傷から出ていく。
同時に口にも血があふれだしていく。
そんな時にも関わらず、いや、そんな時だからだろうか、冷静に自分の死に方を考えていた。
「あー、首斬られて死ぬのって、窒息するからなんだな」
その内、体が傾き曇り空を見上げながら少しずつ意識が遠のいていった。景色がかすみ、白く濁っていく。
と、その時目がさめた。
気分最悪で軽く凹んだ。

でも何でだろうな。
夢なのにその時の手の感触や、周りの木々匂い、血の匂いはすごく鮮明に覚えてる。

こんな夢もあった。
やっぱり脈絡もなく父親を殺めてしまった。
これはつい昨日のことだ。
その時俺は実家で使っているフォークで相手の腹、胸。
なぜか自分の腹を刺していた。
本当に今でも刺した感触が残っていて。
例えるなら、堅い肉にフォークを突き刺す感じ。

目覚めたときは本当に気持ち悪くてしかたなかった。

昨日こんな夢を見てから夢が怖い。
そして何より、いつか本当になりそうで自分が怖い。

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