kはマンションを借りた

468 名前:本当にあった怖い名無し :2006/04/26(水) 21:12:01 ID:65ntgzN+0

俺の姉の友人kの話。
東京で一人暮らしを始めたkはマンションを借りた。
部屋も3つあり、廊下もあって、契約当時はかなり喜んで、俺の姉など友人を招いて、よくパーティを行っていた。
ところが、4月になり、お互いに会社が始まったこともあり、そのパーティーも行われなくなっていったそうだ。

久しぶりに、姉がもう一人の友人Hとkに連絡を取った。
「最近どう?元気にやってる?」
しかし、電話先でkは無言だった。
「え?なに??どうしたの??」
そのkの異常な感じに気づいた姉たちはその日の夜にkの家を訪れた。

kの家に着くとkは玄関はいってすぐの廊下で毛布に包まっていた。

「どうしたの?!」姉たちはkの不可解な行動に驚愕した。
部屋が3つあるにもかかわらず、何故かkは廊下にいた。しかも廊下にはコンビ二弁当の殻やペットボトルが散乱していて、彼女がそこで長い間、寝食を行っていることがわかったらしい。

kは青ざめた顔をしながらようやく「・・・ここの家、絶対何かいる。」
姉とHは何がなんだか分からず困惑したそうだ。
kは続けて言った。「この家、だから格安だったんだよ。ホント、あたしおかしくなりそう。」
このあと、kは泣き出し、大変な事態になったそうだ。
翌日にお坊さんを呼んで除霊をしてもらおう、今夜はファミレスで夜を明かそうってことになって、
とりあえずkの家を掃除しようってことになったらしい。
廊下も一通りきれいにして、引越し当初のきれいな家にもどった。

そして、翌日、お坊さんを夕方過ぎにk宅に呼んだ。
お坊さんは家に入っった瞬間、体をこわばらせたそうだ。
そして、お坊さんはこう言った。
「あなた、しばらく廊下でご飯食べたりとかしてませんでした?」
姉たちは驚いた。確かに昨日きれいに掃除したのになんでわかったのだろう。
お坊さんは続けて、「見えませんか?私たちの前の廊下に子供の霊が2つ、大人の霊、おそらく夫婦でしょう、それが2つ、しゃがんでこちらをみてますよ。」
kは叫んだ。姉たちも尋常な怖さではなかったそうだ。恐る恐る、Hが「何で廊下に?」と聞いた。
お坊さんが言うには「だからさっき言ったでしょう?あなた(k)がここ(廊下)でご飯食べていたから自然と来たんですよ。人間がご飯のあるところに集まってくるのと同じですよ」
つまり、kは約2週間、4つの霊と寝食を至近距離にて共にしていたらしいのだ。
駄文スマソ。



470 名前:本当にあった怖い名無し :2006/04/26(水) 21:29:26 ID:5wQsrh+/O
その後が気になる。
引っ越したの?



471 名前:本当にあった怖い名無し :2006/04/26(水) 21:50:11 ID:65ntgzN+0
>>470
お払いしてもらったのが先週だからまだ様子見 らしい。

そもそも、何でkが廊下で生活し始めたかというと、
寝室用に使っている和室で夜中の1時過ぎにラップ現象が起こっていたらしい。
そのあと、子供の泣き声が聞こえてきたとか。

そして、リビングでは特に心霊現象は起きなかったが、何かに見られているような気配がしていたそうだ。

そして、もう一つのフローリングの部屋、ここが一番やばかったそうだ。
なにが?と俺は姉に聞いたが、「あんたには言わないほうがいい」って言われた。

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