チャイムを誰かが鳴らしている

750 名前:本当にあった怖い名無し :2006/02/10(金) 17:48:11 ID:qQVmmrw60
前日の仕事が長引いて風呂に入れなかったため、昼にシャワーを浴びていた。
すると、なにか音が聞こえる。気になってシャワーを止めると、どうやらアパートのチャイムを誰かが鳴らしているようだった。
こっちは体も濡れたままだし、今から体を拭いて出ても間に合わないだろうと思ったが、中に人が居るのに出ないと思われるのが嫌だったため
シャワーを止めたまま相手が去るのを待つことにした。

「ピンポーン」
少し間が空いて、もう一度チャイムの音がした。
当然無視する。
段々寒くなってきたし、早くどっかいかないかな~なんて思っていると、静かに靴の音がしてチャイムの主は去った。

ホッとしてシャワーを出し、温まって一息ついた瞬間。


「ピンポーン!ピンポーン!ピンポンピンポンピンポンピンポンピンポン・・・・・・・・・・・・・」

いきなり、チャイムが延々と鳴らされ始めた。
きっと人が居ることがばれたんだと思い、しかし何か気まずくて、また無視してやり過ごすことにした。

するとその瞬間、脱衣所に置いた携帯が鳴った。
もしかしたらチャイムの主は自分の知人で、自分に電話をかけてきたのかと思い(後から思うと、その間もずっとチャイムは鳴っていたのでそれは考え辛かったのですが)慌てて手だけ拭き、電話に出る。
電話は非通知だった。

「もしもし?」
電話に出た瞬間、それまでずっと鳴らされていたチャイムの音が突然止み、


ががががががががががががががががががががががががががががががががががががががががががががががががががが


と、数十秒程何かを削っている?ような引っ掻いている?ような音がしたかと思うと、ぴたっと音が止みチャイムの主の気配も消えた。
ハッと思って電話に出ると、もうその電話はきれていて、通話時間は2秒と表示されていた。
数時間後ビビりながら外に出てみると、赤い●のシール (よく文房具に売ってる、ラベルシール?)が、自分の名前がみえなくなる位にびっしり表札に貼られてた。


自分は霊感なんてまったく無いし、霊をみたことも恐怖体験も無いのだけど(そりゃ悪夢ぐらいはあるが)
ただ、何だったのか今でもよく分からないから自分としては凄く怖かった。
ばーっと書いたから意味の分からない所があったらごめんなさい。。。。orz

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