ふすまの部屋

262 名前:濡れ音 ◆thfiPvTYGQ :2006/01/09(月) 19:34:45 ID:Ja3hgVMtO

お久しぶりです(´∀`)ひょっこり生えてきました。お正月に地元に帰ったら仕事中のA先輩に会えました。
記念に一話カキコします

この話は肩こりの話の次の日に聞いた話です。
A先輩は、友人のK先輩(この先輩の怖い話もあるが此処では関係ないんで省略する)とその日風邪をひいて休んだBさんにプリントや課題やノートを持って行った日の事だ。
Bさんのお母さんが風邪は大分良いから上がってと言われてA先輩はBさんの居る二階へ向かった。一階の途中にふすまの部屋が二つ有るのだが、
片方の部屋が少しだけ開いてたらしい。
A先輩は誰か使ってたのかと何気なく通ったが、K先輩はずっと隙間をずっと見つめていたらしい。
K先輩は不思議ちゃんな所があったんでA先輩もさほど気にせずK先輩を呼ぶと二人で二階に上がった。

二階に着くと部屋でBさんがプレステしてたらしいその姿に呆れて三人でプレステに興じてた時、
K先輩がふと何気なくと言った様子でBさんに聞いた。

K「Bちゃんなあの一階の右側の部屋なんだけど」
B「ん?なんかあった?」
K「おばあちゃんかおじいちゃん具合悪無い?」
A「どーしたの?えっあの部屋具合悪い人居たの」
B「そんな筈無いよ!おじいちゃんは野良仕事だしおばあちゃんは今日は婦人会で居ないよ?」
K「え?そうなん?あの部屋の隙間からゼーゼーって声がしてさ…」

A先輩は「聞こえなかった」とBさんとK先輩に言ったらしい。

K「確かに居たんだよあの部屋の中に目がギョロついたしわくちゃの人がゼーゼー言ってたんだよ」


余談ですがこの一週間後にその部屋の隙間(およそ三センチ)から廊下に首を出してゼーゼーと言っているおじいさん(見たこと無い人)が居るのをBさんの妹さんが言ったそうです。
しかもその部屋はその家で一番不思議な現象が起こるそうです。

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