安いワンルームの部屋

766 名前:本当にあった怖い名無し :2005/12/13(火) 18:37:58 ID:IsVMbwZC0

何年か前、安いワンルームの部屋を探してた頃、案内してもらった物件です。

内階段のついた古い3階建ての二階で角部屋。
仕事帰りだったので、日は暮れてました。
中に入り不動産屋の男性が電気をつけてくれたけど、
点灯したのは入ってすぐのDKの常夜灯(豆球)のみ。
右手には小ぶりで60年代風な木目の化粧合板のキッチンユニットがあり、
その壁には水色の板全体に規則的にパンチ穴が開いてるボード、
床にはPタイルが敷かれてました。
左手には6畳ほどの部屋があり、境の襖は全て取り払われていることと、
畳が無くて床板が剥き出しになっていることはわかったけど、
部屋の奥までは光が届かず、なんとなく床の間みたいなものがあるかなという感じ。
DKに視線を戻すと、窓の前にこれもまた60年代によくあったような、
緑か赤(どっちか忘れた)の化粧合板の天板に、黒いペンキ塗りの細い脚がついた
ダイニングテーブルがある。
その足下には接続されていない黒電話。
70年代に流行った、リンゴだったかサクランボだったかの模様の電話カバーが掛けられていました。
部屋全体、残された家具なども皆、埃で真っ白。

その時は度肝をぬかれて怖いとは思いませんでしたが
今になって「あの部屋何だったんだろう」と、ほんのり怖い気もします。
目が点になったまま部屋から出て、不動産屋の男性と共に確かめたら、
案内する部屋を間違えていたとのこと。
その後、本来の部屋を案内してもらい、無事に2年半暮らしました。
以上、乱文失礼しました。

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