こっくりさん

344 名前:本当にあった怖い名無し :2005/11/21(月) 00:15:29 ID:CSrHK8kW0

小学校のころの話でもひとつ。
放課後にこっくりさんをやったんですね。俺と、あと女の子二人、ギャラリー多数。
もう20年近く前のことですから記憶も薄いんですけど、たしか十円玉は動かなかったはず。
そんで、やってた教室に女の子が一人飛び込んできたんですよ。驚かせようとしたのかな?
まあ普通に驚いちゃって、俺以外の二人が十円玉から指を離しちゃったんですね。
離しちゃダメだってルールだったはずなのに。
そしたらその離した二人のうち一人と、それから教室に飛び込んできた一人が「とり憑かれた」みたいな状態になって。
なんか帰り道で「ここじゃない」とか「あっち」とかぶつぶつ呟きながら、橋から飛び降りようとしたり山の方に続いてる細いわき道に入っていったり。
まあみんなで取り押さえて、親呼んで家に連れ帰ってもらったんですけど。
こりゃーやべーなーと思いまして。
小学校の校庭の端の方、崖になってる(今考えると凄い話ですが、崖なんです)手前に小さな祠があるんですね。
なに奉ってるのかよく分かんないんですけども。
その祠に、俺とほか数人でいって、こっくりさんに使った十円玉と紙を包んで置いて、手を合わせてきたんですよ。
効果あったのか知りませんけど、例の二人は翌日普通に登校してきまして。まあ記憶は無いっていうんですけどね。
二人でふざけてたのか、こっくりさんのショックでヒステリーでも起こしてたのか……雪の深い冬の日の出来事でした。

そういえば、この直後かな? スキー合宿で先生から「人に話すと右手か右足を怪我する話」を聞かされて、先生は右足だか骨折、
俺はその後人に話して右手火傷したのは。わが身が可愛いので書きませんけど。ごめんなさい。

前の話へ

次の話へ