痴漢

55 名前:本当にあった怖い名無し :2005/11/05(土) 18:42:38 ID:XoNQHIlq0

10年前、東京で働いている頃の話。
職場へは横浜から乗車率150%くらいの東海道線に乗って通勤中、ドア近くで外を向いて
立っていたんだが腰の辺りに妙な違和感を感じた。
最初は特に気にしていなかったのだが、その違和感が少しずつ大きくなり上に上がってくる。
“痴漢?!”と思ったが断定しきれない微妙なライン…身体を動かすと一瞬止まる。
ほぼ確実だがそのままにしていると、大胆にも右脇の下から手を伸ばし胸を鷲掴み!
その瞬間、相手の手首を掴んで御用!現行犯逮捕だ。
気の毒にも俺は男なwだが、小柄で当時はロン毛だったんで女だと思ったんだろうw
左手で痴漢の手首を掴み、回れ右して右手で相手の胸座を掴む。
相手は( ゚д゚)…と50歳くらいのオサーンだった。
オサーン『す、す、す、すまん』
おれ「おっさんいつもこんなことしてんのんか?」
オサーン『い、い、い、いやいや…』
おれ「女と思ったんか?」
オサーン『う、う、う、うんうん』
おれ「次の駅で降りろ!」
とは言ったものの、俺も急いでたんで「消えろ」と放流。
ワロスのが周りの乗客がみんな見てみない振りw

これは確かにドキドキしたけどほんのりも怖くなかったが、もう1回ある…

これも東京時代、今度は地下鉄での出来事。
同じようにドア近くのポールを持って立っていたんだが、背中に人の気配を感じた。
東海道線の痴漢の時と比べて少なかったが、それでも乗車率は多分100%くらい
だったから、人の気配がするのは当たり前。
でも、それほど乗客同士がベッタリ触れ合うことはそうないはずが、その気配は
俺の背中に“ペタッ”とくっ付いてくる…ふいんき(←なぜかry)では20代後半の女。
傍から見れば、明らかに変なはず!でもこの時も、周りは見てみない振りw
身体を動かすと一瞬隙間ができるが、また“ペタッ”。手で触られることはない。
そうこうしているうちに「ハァ…ハァ…ハァ…」と息遣いが聴こえてくる。
うなじ辺りに女の髪の毛が触れるような気がする。
さらに息遣いが荒くなってくる。
女は大好きだ…でもこんなのは違う、なんか怖い、振り向けない、動けない。
うわ!何か言ってる!「ハァ…ブツブツ…ハァ…」でもちゃんと聞こえない…

地下鉄が止まり発車間際に、振り返りもせず降りますたよ、目的地より前で。

文章にすると、ほんのりも怖くないけど、その時は洒落怖w

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