耳打ちとどんちゃん騒ぎ

956 :本当にあった怖い名無し:2011/04/19(火) 19:15:50.85 ID:BmIOtErb0

零感の私ですが、2回ほど奇妙な体験をしました。 
零感のため、恐怖体験がしたくてしたくてしょうがない日々での話です。 

1度目の体験は、霊を見れたことが嬉しくて嬉しくて、霊の後姿を、ばれないようにそっとじっと眺めたものです。
翌日、知人関係すべてに霊をみたことを報告しました。 

1度目の話はちょっと笑える霊体験だったので、ここには記載しません。 
2度目の話をば。少し長文になります。お付き合いください。 


957 :本当にあった怖い名無し:2011/04/19(火) 19:17:25.39 ID:BmIOtErb0
今から4年ほど前の話です。 
当時は一人暮らしをしており、その日は翌日の仕事に備え、23時頃就寝しました。 

いつもはぐっすり朝まで眠れるのですが、その日は夜中にふと目が覚めました。 
さっさと2度寝しようと思い、目をつぶっていたのですが、全然眠りにつけません。 
どうしようかなあ。ひまだなあ。と思っていると、突然の耳鳴り。 
耳鳴りはしばし起こり慣れており、うっさいな。とおもって横になっていると、耳鳴りは引いてきました。 
そして耳鳴りは引いたのですが、なんというか、意識が薄い膜に包まれている様な感覚に襲われました。 

「こんばんわ」
声がします。
声変わり前だけどはっきりとしている、中学生といった感じの声です。 
もう一度「こんばんわ」といわれたので、「こんばんわ」と返しました。 
すると、「僕たちと話がしたかったんでしょ?」と返ってきます。 
「えと、霊なのもしや?」と尋ねると、
「うん。そうだよ。気分はどう?怖い?」と聞かれました。 
「いや、全然怖くないね。爽やかだね」と答えると、
「ありがとう。そういってもらえると嬉しいよ」と返ってきました。 
「それにしても『達』って?きみだけじゃないの?」と聞いてみると、
「そうそう。天井に意識を集中してみて?」といわれたので、天井に意識を移してみると、 
10人は下らないであろう、人たちの声が聞こえます。
そしてみんな明るい声で、どんちゃん騒ぎをしています。

「いっぱいいるでしょ?」
また中学生?に言われました。 
「いっぱいいるね。それにしてもみんな楽しそうだね」と感想を述べると、 
「うん。大体はいい人だよ」と爽やかに言います。そして付け足します。 
「でもね、この中にもめちゃくちゃ悪いやつがいるから、信用しちゃだめだよ」
「そ、そうなんだ…気をつけるね…」と答えると、 
「うん。そうして。じゃあね」
「あ、もういくんだ」
「うん。また僕達と話がしたかったら、その頭の感覚忘れないでね」
「ああ、これか。変な感じだね。わかったよ」
「ばいばい」

これで話は終わり。 

頭の感覚とは、よく巷でいわれる『ラジオのチャンネルが合っている状態』なのかなと思いました。 
そして、その翌日にはその感覚は忘れてしまい、2度と声は聞けていません。 

それにしてもいい奴でした。守護霊なのかもしれません。 
でも、「でもね、この中にもめちゃくちゃ悪いやつがいるから、信用しちゃだめだよ」の言葉が、
耳から離れませんでした。

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