ねぇ、待って
87 名前:本当にあった怖い名無し :2005/09/14(水) 22:31:17 ID:Om80r9IL0
ひとつ、俺の実体験のほんのり怖い話。
俺が中3のときの話です。
みんなで、男だけなのに心霊スポットに行こうぜという話になりとりあえず近くの神社に行くことになりました。
その、神社は昼間は普通の神社で何ともないんですが、神社の裏に防空壕があったり、首のないお地蔵さん、
それに武士の墓が大量にあるという、夜になれば十分怖い場所でした。
そこに、俺を含めて6人で行ったのですが、メンバーのうち僕ともう一人だけ霊感がありました。
その防空壕のところまで行くのに、首なし地蔵や武士の墓が大量にあるところを通らなければいけないのですが、
もうその時点で僕は「確実にやばい」と感じていました。空気が異様に重くなり、どうやら女の人らしきものがいたりと
(ちなみにそこは夜になるとまず人のいるようなところではありません。行った時間は夜中の2時です。)
心の中では早く帰りたいと、思っていました。しかしそんなことは言い出せるはずもなく、
みんながガンガン行ってしまうので仕方なくついていきました。
そして、一応大事もなく防空壕の前に着きみんなが「何ともないじゃん」等と話していると、
ちょうど、遠くの国道から暴走族のバイクの音が聞こえてきました。
そして、みんなしてその場所でバイクの話をしていると、突然バイクの音が一瞬消え、
「ねぇ、待って」
とちっちゃい女の子の声で、聞こえてきました。あせった僕はその方向を気合で振り向きましたが、
夜中の2時に女の子なんかいるはずもありませんでした。怖くなった僕は、すぐ横にいた霊感のあるもう一人の友達に
「今、聞こえたよな?」と聞きました。すると、彼にもどうやら聞こえてたようで「あぁ、聞こえた」とだけ言いました。
そして、ほかの四人に聞いてみると「はっ?バイクの音はずっと途切れてないし、そんな声なんか聞こえてないよ。」
と言いました。怖くなった僕たちは急いでそこから逃げ出しました。
それで懲りればいいのですが、そのあともう一度確かめに戻ろうとしました。
するとその防空壕へ続く道の入り口に最初にきた時になかったはずの
ちょうど声と同じくらいの女の子の靴が一足、きれいに並べて置いてありました。
これを見たら全員やばいと思い、そこから逃げ出しました。
長文&オチがなくてすいません。