牛の首

771 名前:本当にあった怖い名無し :05/03/10 15:12:38 ID:qUfCE/re0
第二次世界大戦中、戦線を広げすぎた日本軍は、暗号の更新にも苦労していた。 
 日本軍は、自軍の暗号がアメリカ側に解析されている恐れを感じつつも、同じ暗号を使い続けざる終えない状況であった。 
 山本五十六が戦死した時も、日本軍は自軍の暗号が解析されていた可能性を検討していたが、アメリカ軍の行動を観察し、まだ暗号が解析されていないと判断した。 
 アメリカ軍は、暗号を解析していないように振る舞っていたからである。 
 日本軍のある将校は、念のために、自軍が解析しないような出鱈目の暗号を送信した。 
 その暗号を解析した人々は、必ず変死してしまったらしく、現在この暗号について詳しいことは分からない。 
 「牛の首」と呼ばれる、この奇怪な暗号は、日本の北陸に伝わる伝承をもとに作られたらしい

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