枕灯

341 :本当にあった怖い名無し:04/12/24 07:41:14 ID:ODxFMzOj
昔、某市民病院で設備管理してた時の話 
深夜、仮眠中に電話が鳴り、枕灯(ベッドの枕元にある蛍光灯)が切れたので 
交換して欲しいとの連絡があった。 
消灯時間過ぎてるのに、こんな夜中に交換することもないだろうと思ったが 
至急交換して欲しいとの事なので、眠い目を擦って部屋に向かった。 
部屋に向かうとなぜか部屋の明かりがついていたの不思議に思ったが 
とりあえず部屋に入ると、医師やら看護婦が数人ベッド囲んでいて 
俺を見たとたん慌ててベッドに寝ていた患者に頭までシーツを被せたのよ。 
で、シーツを被せる瞬間なんか血みたいのがベットリ患者に付いてるのが 
見えたのよね・・・・ 
まぁ、嫌な予感はしたけど俺は無言で枕灯の交換に移ったんだけど 
なぜか枕灯の蛍光灯が外れないし、しかも場所的に俺の目の数十センチには 
シーツを被ってるとはいえ、患者の顔が・・・ 
「ぜってぇ生きてねぇよ!この患者!」と思いつつ汗ダラダラで作業するが 
なぜか蛍光灯が外れない。 
結局5分ぐらい頑張ったが外せなかったので、「交換は明日にしてくれ」 
と医者に頼んで俺が部屋を出ようとすると、患者の家族が走りこんできて 
「お母さん!」ってベットの患者に泣きついた。 
部屋の明かりあるんだから、枕灯なんか別に今交換することないだろ!と 
マジで思ったよ。 

医師達の無神経さがほんのり怖かった俺の昔話 

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