山の神の祭りの日

212 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/11/27 19:02

村の年寄りに聞いた話。 
山の神の祭りの日に、山に立ち入った男がいた。いつものように自分の山を見て回る。 
ふと辺りに何ものかの気配を感じ、思わず立ち止まった。 
とのとたん、肩を凄い力で下に押さえつけられ、足が地面にズブズブと沈んでいく。 
とっさに「御免!御免!」と謝ると、肩を押さえる力が一瞬弛んだ。 
男はその隙に逃げ出したが、後で年寄り達に呼び出され、ひどく怒られた。 
「もう少しで木にされるところだったんだぞ」年寄りの一人がそう言った。

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