凍りつく

640: 330 2006/04/10(月) 14:36:31 ID:d2AKNhaD0

秋の山間の川原で「いも煮会」が行われた 
ワイワイとみんなで鍋を食べる 自然の中で食べるとうまいものだ 
遅れて見知らぬ家族が来て、すぐ近くで火を起こし始めた 
少し風があるので川原の石で火を囲もうとしている 
横目で見ながら酒を飲み、バカ話に華を咲かせていた 
するといきなり後ろから「ケケケケケッ!」と異様な大きな笑い声が聞こえた 
一瞬みんな凍りつく・・・「妖怪!?」って思える声 
振り向くと見知らぬおばさん(家族の一人)が中腰で後ろ向きにかがんで立っている 
家族のおじさんが駆け寄って行った・・・キツネ憑き? 
こちらも数人で動かないおばさんに寄っていった・・・「どうかしましたか?」 
ぎっくり腰だった・・・あまりの痛さに笑ってしまったらしい 
手を貸して車まで連れて行ってあげ、帰っていった・・・ 
「あまりに痛いと人って笑うんだね」「いやあせったね~」「お化けかと思った」 
人事ながら笑い話で酒がすすんだ

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