ゴズメ

609: 本当にあった怖い名無し 2006/08/17(木) 05:52:40 ID:l6CO/r12O
爺さんに聞いた話。気が向けば読んでみて下さい
その山にはゴズメという老女祈祷師が住んでいた。 
雨乞いや狐払いに優れ、村人は尊敬していた。 
彼女の祈祷は小動物と米を山に供え、山神を体に憑依させて行うもので、 
霊験あらたかだが危険の多いものだった。彼女はある日、村人に今晩、小屋に火をかけるよう頼んだ。 
祈祷の際、強い荒神に体を取られ、災い封じに死を選んだのだ。 
件の村人は実行できなかったが、朝には彼女の姿は消えていた。 
その後、山から狂女の笑い声が響くようになり、その山に入ると発狂したり死ぬ者が続いたそうだ

前の話へ

次の話へ