心霊スポット

217 : 本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2008/10/05(日) 03:18:43 ID:wrJwo7p+0 [2/5回(PC)]
大学の時の話。 
ゼミ生で仲良くなって、女4男7の車2台で遊びに行った。 
晩飯も食って、そろそろ解散かってなった時に、 
ありがちに心霊スポット行ってみないかって話になった。 

男どもは結構みんな即乗り気で(嫌がってるやつもいたがw) 
女も、えー行くー?とかどうしよー?とか、きゃっきゃっ言いながら 
顔見合わせてたんだけど、 
女の子のひとり(A)が「私怖いから絶対行かなーい」って言い出した。 
その時いた女4人てグループで、そしたらみんな「じゃあ私もやめとくわ」 
って流れになってきた。 

いきなり女の子ゼロとか、テンションだだ下がりですよww 

暫く、男どもで行こうよって説得しまくってたんだけど、 
なんかこっちが一生懸命誘うにつれて、向こうの行く気がどんどんなくなって 
いってるような反応。 

でも一度言い出したことだし、「じゃあやめた」って雰囲気にはならなくて、 
結局、女4人と送迎に車持ってる男1人と別れて、男6人で行きました。 


結論から言って、何にもなかったと記憶してる。 
外より寒いって言ってた奴もいたけど、11月だったし、その辺関係あるかどうか。 


だからその時は、つまんねー、あいつらビビってノリ悪いよなホント、ぐらいの 
気持ちしかなかったんだけど。

で、どうにもゾッとしたのが、こないだの話。 

その時にいた女の一人と話したんだよね。 
大学の思い出話とかにも花が咲いて、その肝試しの時の話にもなった。 

「ほんと何にもなかった。拍子抜け」 
「でも、ホントに何もなくて良かったじゃん」 
「まーな。全然大丈夫だって言ったじゃん。あん時、テンション低かったよなーw」 
「あー、あれねー…」 

何か、歯切れ悪く苦笑してるから、「なに?」って気になって聞いてみた。 

「あの時、最初にAが反対したでしょ」 
「ああ、何か真っ先にノってきそうなタイプだと思ってたから意外だった」 
「あれで私ら、行くの止めたの」 
「?」 
「あんたらに行こう行こうって言われてる時も、あの子笑ってたけど、 
 目マジだったし、時々私らの服引っ張ったりしてて」 
「え、なにそれ。Aが凄い恐がりだったってだけのことじゃなく?」 
「じゃなく。それで、私らは、あ、これは本当にヤバイんだって思ってさあ」 
「じゃあ、なんで俺等のこともとめなかったんだよ!」 
「『止めた方がよくなーい』、とか言ってたでしょ、みんな」 

…多分言ってたと思うが、そんなの、怖がってる女の子のお決まりの科白だとしか 
思ってなかった。と思う。 

「いや、けど、行った俺等は実際何もなかったんだから、 
 やっぱりそんなのAが勝手に怖がってただけなんじゃねーの」 

「『女にしか用がないってわかってたから』、だって」 
 
ついてこないのも、わかってたらしい。(ついてくるって何だよ!って思った) 
「だから、『行きたきゃ行け、私は知らん』だったんだってー」って教えてくれた子は 
笑ってたんだけど。 

彼女にからかわれたんだと思いたいが、何か、その時は凄くゾッとした。

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